『フラガール』の舞台・福島県スパリゾートハワイアンズ、10月より営業再開！休館中には全国から激励のメッセージ

　2006年の映画『フラガール』の舞台であり、東日本大震災の影響で現在休館中のスパリゾートハワイアンズが、10月1日より部分オープンすることが発表された。今回の営業再開は温浴施設やホテルなどに限り、ウォーターパークなどは来年1月のグランドオープンを待つ予定になっているという。フラガールたちのダンスが見どころのポリネシアンショーも10月より再開される。

　同施設は、3月の東日本大震災、ならびに4月11日に発生したいわき市が震源の地震により甚大な被害を受け、無期限の休館となっていた。だが、被災者の談話などが雑誌などに取り上げられたことにより、全国各地より激励のメッセージが届き、オフィシャルサイトのトップページには現在もそれらが掲載されている。そんな中で、部分的にではあるものの、10月1日より営業再開が発表されたことは朗報だ。部分オープンされるのは、スプリングパーク、江戸情話 与市、スパガーデン パレオの日帰り施設とホテルハワイアンズ東館、ウイルポートの宿泊施設。プールやビーチシアターを含むウォーターパーク、さらには新ホテル「モノリス・タワー」などは来年1月のグランドオープンを待って、オープン予定となっている。

　映画『フラガール』で松雪泰子や蒼井優が見せた迫真のフラダンス・シーンで一躍話題となったポリネシアンショーも、10月1日より再開。ただし、ウォーターパークが改修中のため、スプリングパーク内で公演される。予約は8月22日の午前9時30分より受付開始される。

　“東北のハワイ”として知られる同施設は、昭和41年に「常磐ハワイアンセンター」としてオープンして以来、観光事業の中心となって福島県を盛り上げてきた。オフィシャルブログで担当者は「心と心がつながっていく・・『きずな』という偉大なチカラを、改めて私たちは実感しました」と支えてくれた人々に感謝をつづり、「皆様のおかげで、私たちにとって大きな大きな一歩を、やっと踏み出すことができます」と今回のオープン決定を報告している。これを機に、東北復興がまた一歩、進むことを願いたい。（編集部・福田麗）