徳光和夫、歴代最年長24時間マラソン63.2キロ完走!笑顔で「おれみたいな男でもできる!!」
21日、20時44分、日本テレビ系列で放送していた「24時間テレビ34 愛は地球を救う」のチャリティーマラソンに挑戦していたフリーアナウンサーの徳光和夫が、63.2キロを完走。ゴール地点である日本武道館にその姿を現し、「俺みたいな男でもできるんだから、誰でもできるんだよ」と徳光流の言い回しで、今回のチャレンジを笑顔で語った。
普段から涙もろい徳光だが、ゴールの瞬間は晴れ晴れとするような笑顔。何とか時間内に完走を果たした、1941年生まれ、70歳の“ミスター24時間テレビ”は「今年の24時間テレビは充実していました」としっかりとした言葉で、無謀とも言われたチャレンジを振り返る。
2001年には心筋梗塞を発症したこともあり、歴代最年長チャリティーマラソン挑戦者として徳光の名前が挙がったときには、多くの人が「無茶だ」と感じていた。そんな周囲の声に「本当に時間内に走ることができるのか……」と不安をもらしたこともあったが、7月には神奈川県内で2泊3日の合宿を行い、30キロ以上を走破するなど準備に怠りはなかった。
昨日のスタート時点の神奈川県某所は、週前半の猛暑とは一転し、雨まじりの過ごしやすい天候。それでも高齢の徳光にとって厳しい状況には変わりない。長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督が応援に駆けつけるというサプライズの中、期待と不安を胸にスタート。道中はチーム徳光として数か月間に渡り、サポートしてきたトレーナーたちとペースを守り、ゴールの武道館を目指す。途中、足首にお灸(きゅう)をすえるなど厳しい場面も見られたが、「走っている途中に、4組ほど被災地の方々からの声援を受けました」と3月11日、東日本大震災で被災した人たちへ勇気を与えるためにも、このチャレンジに妥協は許されなかった。そしてついに終焉(しゅうえん)の時。武道館で待つ大歓声に支えられゴールを果たすと、メインパーソナリティーの関ジャニ∞のメンバーをはじめ、多くの人から「勇気をもらいました。ありがとう」という言葉をかけられると、まだまだ元気だぞ! といわんばかりにステージ上でスクワットを披露。場内からは大きな拍手が巻き起こった。(磯部正和)