トム・ハンクス、監督・主演した新作映画を気に入らなかったファンにチケット代を返金
トム・ハンクスの新作映画が気に入らなかった男性が、当人に会ったときにそれを伝えたところ、トムはポケットから金を出し、チケット代を返したという。
この男性は、トムがカリフォルニアの自宅近くのガソリンスタンドで給油をしていたときにアプローチ。トムが監督・主演した映画『ラリー・クラウン(原題) / Larry Crowne』を観たが、おもしろくなかったと告げたという。ナショナル・インクワイアラー紙によると、トムは財布から2人分のチケット代として25ドル(約1,900円)を取り出し、「そりゃ悪かったね。チケット代を返金させてくれないか?」と金を渡したとのこと。男性は喜んでこれを受け取り、トムは、「次はもっとがんばっていい作品を作るよ」と言いながらスタンドを去ったという。
返金されたファンはうれしかったかもしれないが、トムはこの映画にほれ込んで監督をしたため、面と向かっておもしろくなかったと言われたのはショックだっただろう。映画『すべてをあなたに』でも感じたらしいが、今回の『ラリー・クラウン(原題)』も、ほかの人には渡せない、絶対に渡したくない映画だと感じ、監督するのが自分の使命だと感じたとコメントしていた。(BANG Media International)