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青山真治監督『東京公園』、グランプリに並ぶ金豹賞審査員特別賞!「この受賞が日本再生への一助となることができれば」-第64回ロカルノ国際映画祭

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青山真治監督-スイス・第64回ロカルノ国際映画祭にて
青山真治監督-スイス・第64回ロカルノ国際映画祭にて - Photo:Miyuki Takamatsu

 13日(現地時間)、スイスで開催されている第64回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門で、青山真治監督の『東京公園』が金豹賞(グランプリ)審査員特別賞を受賞したことがわかった。ロカルノ国際映画祭への参加が4度目となる青山真治監督だが、賞の対象となるインターナショナル・コンペティション部門への参加は今回が初めて。

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 同賞はロカルノ国際映画祭の最高賞である金豹賞(グランプリ)に並ぶ賞として、今回特別に設けられたもの。期間中、約300本の作品が上映されたが、公式の受賞選考対象となるのは、インターナショナル・コンペティション部門に招待された20作品のみ。今年で64回となったロカルノ国際映画祭は、国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認の映画祭で、日本では過去に1970年に実相寺昭雄監督『無常』、2007年小林政広監督『愛の予感』がグランプリである金豹賞を受賞している。

 受賞について、青山真治監督は「『東京公園』という、これまでのキャリアから一歩踏み出すような作品を出品し、温かく迎えていただきました。今回、これまでのキャリアを含めた形で賞をいただけるとは夢にも思わぬ栄誉です。そして、この受賞が日本再生への一助となることができれば、大変うれしく思います」と喜びのコメントを寄せた。

 映画『東京公園』は小路幸也原作の小説を、『サッド ヴァケイション』以来およそ4年ぶりの長編作となる青山真治監督が映画化した感動の人生賛歌。主人公を演じるのは、『君に届け』の三浦春馬。彼の義理の姉に小西真奈美、親友の元カノを榮倉奈々、彼が写真を撮る女性を井川遥が演じている。同作は現在、宮城県・フォーラム仙台にて上映されており、今後、青森、岩手、秋田、山形、福島など東北地方をはじめとした各地での上映も決定している。(編集部・下村麻美)

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