『クロウ/飛翔伝説』のリメイク作品で、主演予定だったブラッドリー・クーパーが降板!
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』や『バレンタインデー』の俳優ブラッドリー・クーパーが、主演する予定だった映画『クロウ/飛翔伝説』のリメイク作品を降板したことがComingsoon.netにより明らかになった。
これは、レラティヴィティー・メディアが企画している作品で、映画『28週後…』のファン・カルロス・フレスナディージョ監督がメガホンを取り、さらに脚本も執筆していたが、新たに映画『ウォッチメン』の脚本家アレックス・ツェーが現在改稿しているそうだ。
オリジナルのストーリーは、近未来都市デトロイトで、結婚式を翌日に迎えたロック・ミュージシャンのエリックと婚約者のシェリーは、4人の無法者たちの手によって惨殺された。だが、その1年後にエリックは死の国の使者であるクロウの神秘の力を通して不死身の肉体を得て、復讐を果たしていくというジェームズ・オバーのコミック作品を実写化した作品だ。
今回、ブラッドリー・クーパーが降板したことで、新たにチャニング・テイタム、マーク・ウォールバーグらが候補に挙がっているが、チャニング・テイタムはこれから映画『インフォーマント!』のスティーヴン・ソダーバーグ監督の新作『マジック・マイク(原題) / Magic Mike』に参加予定で、さらにマーク・ウォールバーグも映画『ザ・ウォーカー』のアレン・ヒューズ監督の新作『ブロークン・シティ(原題) / Broken City』への出演が決まったばかりだ。そのため、この二人も主演できるかどうかは微妙なところではある。もちろん、主演に無名の俳優を起用する可能性もあるが、オリジナルの作品が成功しているだけに、全く無名の俳優だと制作資金を集めるのにも苦労するうえ、興行も期待できるかわからないため、レラティヴィティー・メディアは難しい決断を迫られそうだ。 (細木信宏Nobuhiro Hosoki)