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『アリス・イン・ワンダーランド』のストーリーは物足りない!?ディズニー担当者の爆弾発言!

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「そ、そんなにストーリーはダメだったかな~?」
「そ、そんなにストーリーはダメだったかな~?」 - Pascal Le Segretain/Getty Images

 米ディズニー社の役員が、「ヒットするかどうかに映画のストーリーは関係ない」と公の場で発言したとバラエティー誌が報じ、大きな話題になっている。さらに同役員は、ティム・バートン監督の映画『アリス・イン・ワンダーランド』を「ストーリーはあまり良くない」と評したとされており、これが事実かどうかも含め、この発言の是非をめぐった議論がインターネットを中心に起きている。

 問題の発言がバラエティー誌で取り上げられたのは今月8日。同誌によると、アメリカコンピュータ学会の国際会議SIGGRAPHでディズニー社のチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるアンディー・ヘンドリクソン氏は、「よく映画で一番重要なのはストーリーだといわれている。だが、大作映画に限るのなら、ヒットするかどうかに映画のストーリーは関係ない」と発言。アメリカ国内の歴代興行収入の上位を占める作品はすべてストーリーによりもスペクタクルに重きを置いていると主張したヘンドリクソン氏は、さらに同社の大ヒット映画『アリス・イン・ワンダーランド』について、「ストーリーは物足りないが、その圧倒的なビジュアルは多くの人を引きつけた」とコメントしたと報じられている。

 この発言はSlash Film.comやVulture.comをはじめとして多くのメディアに取り上げられ、現在、賛否両論を巻き起こしている最中だ。バラエティー誌の報道を見る限り、ヘンドリクソン氏の発言はあくまで数字を基に映画産業のビジネス的な側面を指摘したもの。ネット上の議論ではこの発言自体の是非を問うものが多く、そのため議論が独り歩きしている感は否めない。また、実際にヘンドリクソン氏がこのような発言をしたかについてディズニー側は声明を出していない。

 現在のアメリカ国内興収の上位を占めているのは『アバター』『タイタニック』『スター・ウォーズ』など、確かにスペクタクルが見どころとなっているものが多い。とりわけ今年に入ってからは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』と立て続けに3D大作が世界興行収入10億ドル(約800億円)を突破しており、大迫力の映像が多くの観客を魅了しているのは明らかで、スタジオ側もそれを見込んで3D作品を製作している節がある。そういう意味では、今回の報道は今後、映画界が進むであろう方向を示唆しているのかもしれない。(編集部・福田麗)

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