山田洋次監督も来場決定！第15回うえだ城下町映画祭、今年は山田監督作品を特集！

　今年で15回目を迎える「うえだ城下町映画祭」の開催が決定し、日本映画界の名匠・山田洋次監督がトークショーを行うことがわかった。長野県上田市で行われる同映画祭では、映画監督生活50周年を迎えた山田監督の『おとうと』の上映をはじめとする「山田洋次監督作品」を特集し、11月11日より3日間にわたって多数の企画を実施する。

　大正時代から映画の撮影が行われてきたという上田市は、「映画のまち上田」ともいわれるほど、日本映画界との深いかかわりを現在まで持ち続けている特徴的な市。今年は信州上田フィルムコミッション設立10周年と、新生上田市発足5周年の節目の年となり、同映画祭ではスクリーンを通じてふるさと上田を見直す機会や、時代劇映画のこれからに思いをはせる企画も実施される予定だ。

　山田監督は『おとうと』（2010年公開）の上映前にトークショーを行うが、上田市で撮影された『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』（1976年公開）や『たそがれ清兵衛』（2002年公開）、また『遥かなる山の呼び声』（1980年公開）が上映作品に名を連ね、山田監督特集が行われる。そのほか、「映画のまち上田」に関連する作品も含めて計9本上映され、前夜祭を加えた3日間の日程で映画祭を楽しむことができる。

　また、人材発掘を目的とした自主制作映画コンテストや、ガイド付きのロケ地巡りなど、意欲的で活気のあるイベントも実施される同映画祭。少し足を伸ばして旅気分で参加するのも一考だ。（編集部・小松芙未）

第15回うえだ城下町映画祭は上田文化会館（長野県上田市）にて11月11日から13日まで開催