『マッドマックス』最新作、ロケ地変更し来年4月に撮影開始すると主演のトム・ハーディが発言!
『ダークナイト』続編で悪役ベインを演じるトム・ハーディが主演する、メル・ギブソンの出世作『マッドマックス』リメイク版の撮影が、度重なる延期を経て、来年4月に開始されるとトム自身が語った。予定されていたロケ地を変更する可能性があるという。
本作は、近年『ハッピー フィート』シリーズなどを手掛けるジョージ・ミラー監督が1979年にメガホンを取った作品のリメイク。『マッドマックス:フューリー・ロード (原題) / Mad Max: Fury Road』というタイトルで、トムがメルに代わって主人公マックス・ロカタンスキーを演じ、オリジナル同様オーストラリアでの撮影が予定されていた。しかし、昨年同国を襲った記録的な大雨による洪水が、本作の背景であり、キモともいえる砂漠の背景を侵食。監督は「今年の後半には、プリプロダクションを再開して、来年の頭には撮影を始めるよ……」と話していたが、その後自然の恵みを受けた砂漠に植物が自然発生、監督いわく「お花のカーペット」状態になってしまい、荒廃した世紀末を表現するのに適さなくなったことで、さらに撮影を延期しなくてはならなくなっていた。
撮影開始のメドが立たないまま、新たな『マッドマックス』を観られる日は、はるか先と思われていたが、主演最新作のプレミアに出席したトムに、Collider.comが本作の進ちょく状況を質問したところ、「僕らは新しいロケ地を探さなきゃならない。だけど、来年の4月には撮影に入れるんじゃないかな」とコメント。予定よりも3か月ほどの遅れになるが、ロケ地を変えて撮影が行われると言及した。
「すべて高性能でなくてはならない」とミラー監督が語る、新たな高性能車両の準備も万端という本作。主演に大抜てきされたころは、レオナルド・ディカプリオと共演した映画『インセプション』の公開前のことで、まだ無名に近かったトムも、同作のヒットと、『ダークナイト』続編への出演、そのほか新作企画もめじろ押しな世界的スターとなったことで、発表当初以上に注目を集める映画となっている。(編集部・入倉功一)