カンヌが騒然となった家政婦の衝撃的すぎる結末を描く禁断の話題作『ハウスメイド』がついに公開!
世界中の映画ファンに驚きを与え続ける韓国映画から、またしても刺激的な作品が公開される。1960年代初頭に韓国社会に衝撃を与えた傑作として讃えられ、巨匠マーティン・スコセッシがリスペクトしていた、故キム・ギヨン監督の傑作『下女』をリメイクした『ハウスメイド』だ。
映画の8割が邸宅内でのシーンとなる本作は、現代的な豪華な大邸宅を表現するために、韓国映画史上最大規模となる2,300平方メートルもの広大なセットで撮影されている。アートギャラリーのような雰囲気を作り出すため、リビングやキッチンや各フロアの壁には、韓国を代表する西洋画家キム・ジェグァンの絵画が飾られている。また、映画の中でひと際目立つシャンデリアは、韓国文化芸術賞を受賞したペ・ヨンファンが本作のために制作したもの。これらのアート作品が豪華邸宅をゴージャスに演出。さらに、映画の終盤にはポップアート作家、ロバート・インディアナの「LOVE」も登場し、ストーリーの衝撃とともに本物のアートも体験できるという、異彩を放った作品でもある。
最近では、家政婦といえば、シュワルツェネッガー米カルフォルニア州前知事の隠し子問題で浮上した女性を思い出すかもしれない。ニュースで世間をに賑わしているのは、セレブの主人と家政婦の関係について、さまざまな憶測がつきないからではないだろうか。(芳井塔子)
『ハウスメイド』8月27日(土)TOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開