「子連れ狼」のハリウッド映画化企画が進行中!監督は『ワイルド・スピード』のジャスティン・リン!
人気マンガ「子連れ狼」のハリウッド映画化が企画されているとハリウッド・リポーターが報じている。これは映画『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンが関わっているもので、まだ製作の初期段階。複数の新作企画と同時進行しているといい、キャストや公開日などの詳細も不明のままだ。
ジャスティン・リン監督最新作!映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』場面写真
「子連れ狼」は、妻を失った剣の達人・拝一刀と息子・大五郎を描いた時代もので、原作を小池一夫さん、作画を小島剛夕さんが担当したマンガは、1970年代に連載されていた。映像化作品としては、若山富三郎さん主演の1972年公開の映画『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる』を皮切りに、中村獅童の伯父として知られる萬屋錦之介さん主演のテレビドラマ版なども製作されており、1993年には田村正和が一刀を演じた映画『子連れ狼 その小さき手に』が公開されたことも話題になった。
ハリウッド・リポーターによると、映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT 』で監督デビューを果たし、以降も同シリーズのメガホンを取っているジャスティン・リンが「子連れ狼」の映画化に着手している様子。すでにプロデューサーも決定しているものの、リン監督は現在、すでに2013年の公開が決定している『ワイルド・スピード』新作を含め、第2次世界大戦を舞台にした歴史ドラマなど合計5本の新作企画を抱えている売れっ子であり、本格的な製作まではまだ時間が掛かりそうだ。
早くから海外で紹介されていた原作マンガは海外でも人気が高く、サム・メンデス監督の『ロード・トゥ・パーディション』の原作者は、同作が「子連れ狼」を下敷きにしていることを明かすほど。日本人にとっては前述のテレビドラマや映画のイメージが定着してしまっている中、ハリウッドで「子連れ狼」がどのように映像化されるのか。楽しみにしている人も多いに違いない。(編集部・福田麗)