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若き親鸞聖人を描く三國連太郎渾身の一作が初DVD化「いつの世でも変わらないものを感じてください」

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三國連太郎が監督した貴重な一作がDVDに-映画『親鸞 白い道』ジャケット画像
三國連太郎が監督した貴重な一作がDVDに-映画『親鸞 白い道』ジャケット画像 - (C)1987 SHOCHIKU/KINEMATOKYO/NICHIEI

 三國連太郎が原作・脚本を手掛け、自らメガホンを取った1987年の映画『親鸞 白い道』が、親鸞聖人750回忌を記念して初DVD化されることになった。

 本作は、身分制度厳しい鎌倉時代、仏の前に人は皆平等であるという、新たな仏教を唱えた思想家・親鸞(善信)の若き日の愛と布教の日々を描く作品。三國連太郎が、構想から15年の歳月をかけ、原作・脚本・監督を務めた。森山潤久が親鸞を熱演し、第11回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そのほかにも大楠道代、泉谷しげる、ガッツ石松、そして故丹波哲郎さんなど個性的な実力派キャストがそろい、第40回カンヌ国際映画祭では審査員賞を受賞。題字も三國が自ら手掛けた。

 そんな三國渾身(こんしん)の一作といえる本作が、親鸞聖人750回忌を迎えた今年、初DVD化される。公開から長い年月を経たDVD化に、三國は「親鸞の生きた時代は現代に通じることが多いと思います」と作品の普遍性に言及。さらに「わたしは、人間親鸞を描くことで人間のあり方を探ろうとしました」と本作への思いを語り、「この映画をご覧になって、いつの世でも変わらないものを感じてください」とコメントしている。

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 750回忌を迎え、「SLAM DUNK」「バガボンド」の漫画家・井上雄彦氏がびょうぶ絵を描くなど、改めてその生き方に注目が集まる親鸞聖人。貴重な初DVD化ということに加え、苦しい出来事が続く現代、あらゆる苦難に耐え布教の道を切りひらいていった人の物語に触れる、いい機会となりそうだ。(編集部・入倉功一)

映画『親鸞 白い道』DVDは2011年10月8日発売(税込み:2,940円)発売・販売元:松竹株式会社 映像商品部

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