コーエン兄弟の新作、デイヴ・ヴァン・ロンク伝記映画のタイトルが決定
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が進めている、フォークミュージシャンのデイヴ・ヴァン・ロンクの伝記映画について、タイトルが決定した。
ジョエル、イーサン・コーエン監督映画『トゥルー・グリット』場面写真
デイヴ・ヴァン・ロンクは、60年代ニューヨークのグリニッジ・ビレッジ地区でフォークシーンを牽引した伝説のフォーク・ミュージシャンで、ボブ・ディランやジョニ・ミッチェルにも大きな影響を与えたと言われている。コーエン兄弟はヴァン・ロンクの伝記本「The Mayor of MacDougal Street(原題)」を基にオリジナル脚本を執筆していたが、そのタイトルが、『インサイド・ルウェイン・デイヴィス(原題)/Inside Llewyn Davis』に決まった。ガーディアン紙(電子版)によると、コーエン兄弟の脚本では登場人物はすべてフィクションで、伝記映画というよりは、デイヴ・ヴァン・ロンクの大きな存在をベースにしたミュージック・シーンを描いていく形となるよう。 プロデューサーには、コーエン兄弟と映画『ノーカントリー』や『トゥルー・グリット』でも組んだスコット・ルディン氏が再び決まっている。(竹内エミコ)