朝ドラヒロイン尾野「カーネーション」に自信満々!脚本家ら尾野の演技を絶賛!
10月より放送開始予定のNHK連続テレビ小説「カーネーション」の試写会と記者会見が5日、渋谷のNHK放送センターで行われ、ヒロインを務める女優の尾野真千子が「面白かったでしょ? 面白いんですよ!」と役柄同様元気いっぱいに見どころを語った。
出演作に映画『殯(もがり)の森』などがある尾野が演じるのは、大阪の岸和田で生まれ育った底抜けに元気な娘・小原糸子。時には暴走しがちだが、その明るさで周囲の人をも元気にしていく姿が印象的な役柄だ。会見に出席した尾野は、まさに役柄を彷彿(ほうふつ)させる明るさで「食べて寝て栄養をつけて、甘えるときは甘えて撮影を頑張っています。あと、休みの日にお肉を食べるのは欠かせません」と個性的な役柄を演じるにあたっての秘けつを披露。そして試写後に「どうでしたか? 面白かったでしょ? 面白いんですよ」と笑顔でコメントし、「これからも多分ずっと面白いです。泣いたり笑ったり怒ったりいろいろなことがありますが、その間もすごく楽しく演じています。皆さんの力で宣伝してください!」とパワフルに作品のPRを行った。
また会見に同席した城谷プロデューサーと脚本家の渡辺あやも、尾野の演技を絶賛する。城谷は「感情の瞬発力がとにかくすごい。悲しいときもうれしいときも、感情が出てくるときは見ていて面白いし本当にパワフル。このドラマ最大の魅力ですね」と褒め称えれば、渡辺も「感情表現をするとき、無防備になって顔や体で表現するのは怖いことだと思う。でもその怖さに対して一歩も引かない度胸がある。(尾野がヒロインで)本当に頼もしく思っています」としみじみコメント。視聴率が好調の、現在放送中の「おひさま」に続けと言わんばかりの自信をにじませていた。
「カーネーション」は、ファッションデザイナー・コシノ3姉妹の母で2006年に死去した小篠綾子さんの生涯を基にしたストーリー。だんじり祭りが大好きな少女の糸子だが、女ゆえに参加することができず、やきもきする日々を送る。そんな中、偶然目の当たりにしたドレスの美しさに魅了され、裁縫(さいほう)の道に進んでいく。(肥沼和之)
NHK連続テレビ小説「カーネーション(全151回)」は10月3日より放送開始