『ロード・オブ・ザ・リング』のビルボ・バギンズが主人公!『ホビット』邦題が決定!『思いがけない冒険』&『ゆきて帰りし物語』に!
『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督の最新作の邦題が、映画『ホビット 思いがけない冒険』『ホビット ゆきて帰りし物語』に決定し、前編にあたる『ホビット 思いがけない冒険』は2012年12月14日より全国公開されることが明らかになった。後編の『ホビット ゆきて帰りし物語』は2013年12月に全国公開される。
映画『ホビット 思いがけない冒険』『ホビット ゆきて帰りし物語』は、世界中で「指輪物語」ブームを巻き起こした映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのプロローグにあたる作品で、原作は同じくJ・R・R・トールキン。『ホビット 思いがけない冒険』は、すでに2012年の12月14日に全米公開されることが発表されていたが、ここ日本でも同日公開されることが決定。『ホビット ゆきて帰りし物語』の正式な日本公開日はまだ明らかになっていないが、アメリカと同時期の2013年12月に公開されることが併せて発表された。
2部作となる本作の主人公は、イライジャ・ウッドが演じたフロド・バギンズの養父で、『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭にも登場したビルボ・バギンズだ。演じるのは、ジャクソン監督から「ビルボを演じるために生まれてきたと思える俳優」と絶賛されたイギリスの名優マーティン・フリーマンで、日本公開決定に伴い、新ビジュアルも解禁された。
また、前日譚(たん)として製作される本作だが、イライジャが演じるフロドをはじめとして、ガンダルフ(イアン・マッケラン)、ガラドリエル(ケイト・ブランシェット)といった『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのおなじみのメンバーは本作にも登場。とりわけ、アンディ・サーキスが演じるゴクリ(『ロード・オブ・ザ・リング』では、ゴラム)は、本作でも指輪をめぐる重要なキャラクターとなっており、ゴクリ(ゴラム)の存在こそが作中時間にして60年という時を隔たった『ホビット』と『ロード・オブ・ザ・リング』をつなげているといっても過言ではないほどだ。
『ロード・オブ・ザ・リング』同様、ジャクソン監督の故郷であるニュージーランド周辺で現在撮影中の本作。本作は従来の24コマの倍となる毎秒48コマで撮影されており、そうして撮られた映像はこれまでよりも鮮明に、スムーズになっているのだという。とりわけ、3D映画では観客に掛ける負担も少なくなっているらしく、3D映画が苦手だという人もこれは体験してみる価値あり。これまでに培ったノウハウに加え、新たな映像技術も駆使して作り上げられる本作の日本公開が正式に決まったことは、ファンにとってはただただうれしいことに違いない。(編集部・福田麗)
映画『ホビット 思いがけない冒険』は2012年12月14日より3D全国公開
映画『ホビット ゆきて帰りし物語』は2013年12月に3D全国公開