リドリー・スコット監督、「モノポリー」映画化を本格始動!『エド・ウッド』脚本家を起用へ
リドリー・スコット監督によるボードゲーム「モノポリー」の映画化作品の脚本を、映画『エド・ウッド』のスコット・アレクサンダーとラリー・カラゼウスキーが担当することになったとハリウッド・リポーターが報じている。
「モノポリー」は不動産取引をモチーフにした世界中で人気のボードゲームで、映画化についてはユニバーサル・ピクチャーズがハズブロと共に2008年より企画していた。だが、先月の時点でユニバーサル・ピクチャーズは製作を断念することを表明。今後は、当初より監督を務めるとされていたリドリー・スコットが自身のプロダクションで製作を進めることになると明かされていた。
ハリウッド・リポーターによると、リドリー・スコット監督をはじめとする製作陣は、『エド・ウッド』のスコットとラリーを脚本家として起用。今ではすっかりおなじみになったティム・バートン監督とジョニー・デップのコンビによる『エド・ウッド』は、同じ監督・主演でも、『シザーハンズ』『スリーピー・ホロウ』などの奇想が爆発するタイプの作品ではなく、実在の映画監督の生涯をユーモアたっぷりに描いた佳作。スコットとラリーはその後も『ラリー・フリント』で実在の人物を材に採った作品を手掛けるなど、その脚本に対する評価は高く、本作への期待も高まっている。
ボードゲームとしての「モノポリー」は不動産をテーマにしているため、その制約の中でどのようなストーリーを紡ぐのかは誰しも気になるところだろう。同じくボードゲームを原作にした映画といえば、最近ではリアーナや浅野忠信の出演する『バトルシップ(原題) / Battleship』があり、こちらはCGを駆使した戦争アクションとなる予定。まさか「モノポリー」がアクション映画になるとは考えにくいが、監督を務めるリドリー・スコットの作風を考えると、大作になる可能性は高そう。いろいろな意味でどんな映画になるのか楽しみな作品だ。(編集部・福田麗)