篠原涼子、ベッドシーンもアンフェア流に!?大胆シーンの撮影に自らのアイデアでチャレンジ!
映画『アンフェア the answer』で主人公の女刑事・雪平夏見を演じた篠原涼子が、本作のラブシーンでは、自らアイデアも積極的に出し、文字通り体当たりで撮影に挑んだことを告白した。きわどいシャワーシーンにも挑戦した篠原は、「もっと肌を見せちゃってもよかったのに……」と、すべてをさらけ出す覚悟で撮影に臨んでいたことを明かした。
連続ドラマとして人気を集め、2007年に劇場版も公開された「アンフェア」シリーズ。その続編となる『アンフェア the answer』で、ついにこれまでの謎がすべて明らかになる。予測不能なストーリー展開はもちろん、バツイチ、子持ちのクールでタフな主人公・雪平夏見のキャラクターも魅力の本作について、「雪平はとても愛着のある役だったので、これが最後だと思うとすごく寂しいです」と今の心境を吐露する篠原は、並々ならぬ意欲で4年ぶりとなる「アンフェア」チームの撮影に取り組んだという。
その最たるエピソードが、雪平と佐藤浩市演じる一条刑事とのラブシーンの撮影秘話だ。ベッドで寝息を立てる一条に、ゆっくりと近づく素肌にシャツを羽織ったセクシーな雪平。そして、雪平が彼にそっとキスをしようとすると、一条が突如起き上がり、雪平の口元を押さえつけて覆いかぶさる……。そんなラブシーンは、篠原自身のアイデアによって誕生したそう。「最初の台本では、ごく普通のベッドシーンだったんですけど、雪平が平凡な女性に見えてしまうのが嫌だったんです。それに、これから何か起きるのか? とお客さんに思ってほしくて……」と自らのプランを佐藤嗣麻子監督に提案し、雪平と一条の動きをつくっていったことを打ち明けた。その思惑通り、完成したシーンは、ドキッとするほど情熱的で、どこかミステリアスな仕上がりだ。
また、本作に登場するシャワーシーンについて、「せっかく全部脱いで撮影をしたのだから、もっとバーンと肌を見せちゃってもよかったのに、と思ってしまいました」と正直な思いを語る篠原。「自分の体を見せたいわけじゃないんですよ(笑)。もっと大胆なシーンの多いほうが、観ている方がドキドキするんじゃないかなと思って」と笑顔で語る彼女からは、何よりも観客の気持ちを大事にしながら撮影に臨んでいることが伝わってきた。『アンフェア the answer』では、あっぱれな女優魂を見せつけた篠原の迫真の演技を、最後までじっくりと堪能(たんのう)してほしい。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『アンフェア the answer』は9月17日より全国公開