コスチューム&マスクもCG!新時代のアメコミ映画『グリーン・ランタン』特別映像解禁!
現在公開中のアメコミ映画『グリーン・ランタン』の特別映像が解禁され、CG技術を駆使した本作の制作の裏側が明らかになった。背景はもちろん、主演のライアン・レイノルズが着用しているコスチュームやマスクまでがCGという、まさに今の時代でしか作り得なかった本作は、まさに新時代のアメコミ映画となっている。
ある日突然パワーリングに導かれ、宇宙警察機構「グリーン・ランタン」の一員となった見習いパイロットの活躍を描いた本作。ただの人間が一人のヒーローとなるまでを描いた成長物語としても見逃せない本作だが、全米公開前より話題になっていたのは、そのCGを駆使した映像の数々。今回解禁された特別映像は、そんな本作の撮影の裏側をのぞける貴重なもの。ライアンも「こんな映画は見たことないね」と振り返るほど、驚きの事実が盛りだくさんの内容だ。
物語の舞台となる宇宙空間や惑星オアは未知の空間であり、だからこそどういった設定にするのかが重要となる。本作の美術デザインを担当したのはグラント・メイジャー。過去にはピーター・ジャクソン監督の映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』『キング・コング』の美術を担当し、アカデミー賞を受賞したこともある人物であり、何年も前から原作コミックを研究して作り上げたというデザインは一見の価値あり。ライアンが思わず「映画化を可能にしたのは最新技術なんだ」とこぼすのも納得の仕上がりとなっている。
場面背景や登場するエイリアンだけでなく、ユニフォームやマスクまでCGで作り上げたという本作は、後にパソコンで加工するため、青一色のセットで撮影が行われた。特別映像には撮影風景も収められているが、何もない空間でライアンがアクションにチャレンジしているさまは、一見リハーサルのようにも見える。それがポストプロダクションの段階で肉付けされ、まったく違和感を覚えさせないのだから恐れ入る。最近のハリウッド映画ではあまりにCGが自然に用いられているため、「どれがCGなのか?」と鑑賞中についつい考えてしまう人もいるかもしれないが、本作では目に入るほぼすべてのものがCGといっても過言ではない。最新技術を駆使し、これまでのアメコミ映画とはまったく違う仕上がりとなった本作に要注目だ。(編集部・福田麗)
映画『グリーン・ランタン』は公開中(3D/2D)