映画『アンフェア the answer』で寺島進がつぶやいたまぼろしの名セリフに加藤雅也も爆笑!
17日から公開される、篠原涼子主演の映画『アンフェア the answer』のテレビシリーズ開始当時から、レギュラーキャストとして人気を集めている山路哲夫役の寺島進と、三上薫役の加藤雅也が、「アンフェア」なウラ話を語った。
北野武監督の映画『BROTHER』で初共演して以来の仲だという寺島と加藤は、実は同い年。「最初は、どっちが上なのかわからなくて、微妙に迷っていた」という加藤に対し、寺島は、「おれはちゃんとタレント名鑑で調べたから!」と得意顔。映画『BROTHER』のときは敵対する役柄だったために距離感を持っていたという二人は、同級生だったことが分かってから、すごく話すようになったそうで、「アンフェアの現場では、二人で話していると安心する」と口をそろえるほど、今では気さくに話をする仲だという。
そんな二人に、最近のアンフェアな話を聞いてみると寺島は、「おれ、香川照之さんとのシーンの後に名セリフにもなれるような、最高のアドリブを言ったのにカットされちゃったんだよ! アンフェアだろ~!」と熱弁! どういうセリフだったのか、最初は、「ぜったい言わない!」とかたくなだった寺島だが、最後に「ほっかいどう! でっかいどう!……とかそんなことだよ!」と告白。意外すぎるセリフに、「それ、山路のキャラじゃないからだって(笑)」と即座に加藤に突っ込まれていた。しかもこのシーンがクランクアップだったという二人。加藤も「すごいラブシーンがある!」「あるすごい人が、アメリカングラフィティみたいになって登場している!」と意味深な言葉を残しているこのシーン。どんな場面かいまだに明らかになっていないが、劇場でもしも焼肉の場面がでてきたら、「このシーンのことだったんだ!」とワクワクして欲しい。
4年ぶりの映画公開となり、ますます個性に磨きのかかった山路と三上のキャラクター描写も、ファンには待ち遠しかった見どころの一つ。寺島は、加藤が演じる三上の魅力を、「アンフェアでの雅也って普段ぜんぜん見たことがない姿だから面白いんだよ。三上が登場すると、観客はほっとして和む。派手なチョッキがいいね」と語り、加藤は、山路の魅力を「優しさをサングラスの下に隠しているから、山路はかっこいい。これはてらちゃん(寺島)本人がそういう人だから、にじみ出てくるんだと思う」と語った。
また、加藤が演じる三上の奇抜なファッションに注目していた、という寺島は、「三上が着てるチョッキ、最後だけブルーに変わってなかった?」とするどい指摘も。加藤が「そう! てらちゃん、よく見てるね~! あれ、実は監督に言われて変えたんだよね」と話したとおり、衣装への仕掛けも、これまで脚本を手掛けてきた佐藤監督がメガホンを取り、女性ならではの手腕を発揮した演出。スタッフによると、佐藤監督には、それぞれのキャラクターにイメージした“色”があり、一人のショットのときには、背景や照明などに、イメージされた色を入れていたのだそう。劇場でもじっくりスクリーンを見ていると、チョッキの変化に気づいた寺島のように、監督が仕掛けた色のマジックに気づけるかも? 北海道の西紋別警察署に異動になった雪平に連続殺人事件の容疑が掛けられ、自分を陥れた巨大な陰謀と黒幕に立ち向かっていく姿を描く映画『アンフェア the answer』は、今週末からついに公開! 細かいところもよーく観察しながら、篠原をはじめとする個性的なキャラクターたちの活躍を楽しんでほしい!(編集部:森田真帆)
映画『アンフェア the answer』は9月17日より全国公開