80年代のヒップホップ・グループ、N.W.A.を描いた映画をジョン・シングルトンが監督か?
映画『ボーイズ’ン・ザ・フッド』や『シャフト』などでおなじみの監督ジョン・シングルトンが、80年代のヒップホップ・グループ、N.W.A.(Niggaz wit Attitudes)を描いた新作で、アイス・キューブと再タッグを組む可能性があることがDarkhorizons.comによって明らかになった。
これは、ジョン・シングルトン監督が現在宣伝している映画『アブダクション(原題)/ Abduction』のプレス用のインタビューで明らかにしたもので「まだ(この作品は)時期尚早の段階でたいして話すことはできないが、アイス・キューブとともにN.W.A.を描いたストーリーを製作しようと話し合っている。現在執筆している脚本はすごく良くて、ニューライン・シネマのもとで製作することになると思う」とコメントを残している。
N.W.A.は、伝説的な西海岸のヒップホップ・グループとして知られ、“ストレイト・アウッタ・コンプトン”や“100マイルズ・アンド・ランニン”などのヒット曲を手掛け、さらにメンバーの多くは現在は音楽プロデューサー、俳優、映画監督として活躍している。メンバーには、イージー・E、ドクター・ドレー、アイス・キューブ、アラビアン・プリンス、DJ・イェラ、MC・レンらがいて、後に世に出てきたギャングスタ・ラップの原点となったグループでもある。
脚本は、映画『ワールド・トレード・センター』のアンドレア・バーロフと映画『ウェルカム・トゥ・デス・ロウ』のS・レイ・サヴィッジが担当することになっている。もしメンバーであったアイス・キューブが本格的にかかわれば、期待できる作品になるかもしれない。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)