チャン・グンソク、英語もペラペラ!釜山映画祭で日本のファンを気遣い「日本から来た人はいますか?」
ペ・ヨンジュン以来の人気韓流スターといわれるチャン・グンソクが、「イースト・ミーツ・ウエスト」と題した、第16回釜山国際映画祭(BIFF)のトークイベントに参加。秋晴れのもと、特設ステージの建つ海雲台(ヘウンデ)ビーチは黄色い歓声に包まれた。
「日本から来た人はいますか? ようこそ、釜山へ!」と、日本のファンを気遣いながらあいさつしたグンソク。英会話力にも自信があるとみえ、旬の若手スターとして“西”を代表した、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のローガン・ラーマンとは、時おり通訳を介さずに映画談議に花を咲かせた。
尊敬する映画人について、「日本では『ラスト サムライ』の渡辺謙さん、ハリウッドではレオナルド・ディカプリオさん、韓国ではイ・ビョンホンさん。観客に訴える目ヂカラがあるから」と話したグンソク。一方、ローガンが「僕が刺激を受けるのはフィルムメーカーたちだな。韓国映画界にもお気に入りの監督がいるよ。たとえば『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督とかね」と語れば、グンソクは「監督なら、マーティン・スコセッシとスタンリー・キューブリック」と続け、さらにローガンが「本当? スタンリー・キューブリックは僕の初恋相手なんだ」と告白するなど、初対面とは思えないほどの意気投合ぶりだった。
お互いに子役出身というほか、音楽好きという点も共通。自分で作曲も手がけるというローガンに対し、「昨日は海辺で、ストリートミュージシャンと一緒にギターを弾いたんだ。僕だとバレるまで、15万ウォンくらいは稼いだよ」と明かしたグンソク。ローガンへは、自分の曲を入れたUSBメモリをプレゼントとして用意したそう。
もちろん、ファンへのプレゼントも忘れない彼は、年内中に自らメガホンを執った短編を発表し、中編を撮る準備もしていると発表。来年1月21日に日本公開される『きみはペット』のプロモーション活動とあわせて、まだまだ多忙な日々が続きそうだ。(取材・文:柴田メグミ)