渡辺謙が熱演!映画『はやぶさ』予告編解禁で全ぼう明らかに!
渡辺謙が主演を務める映画『はやぶさ 遥かなる帰還』の予告編が解禁され、渡辺が自身の役柄のモデルとなった“はやぶさプロジェクト”のプロジェクト・マネージャー川口淳一郎教授にビジュアルから近づき撮影に挑んだ映画の全ぼうが明らかになった。
ハリウッド俳優として活躍する渡辺の「長い旅の始まりです」という流ちょうな英語のセリフで始まる今回解禁された予告編には、穏やかながらはやぶさプロジェクトには熱き闘志を燃やす渡辺演じる山口駿一郎、彼に真っ向から立ち向かいながらプロジェクトを成功に導く江口洋介演じるJAXA宇宙科学研究所教授でイオンエンジン担当の藤中仁志、夏川結衣演じる第三者としてプロジェクトを追う朝日新聞社科学部記者・井上真理、それぞれのキャラクター像が描き出されていく。2005年12月8日に通信が途絶し、地球への帰還予定を延期。その後も数々のトラブルに見舞われた小惑星探査機「はやぶさ」。予告編に描かれる熱い議論を戦わせるプロジェクトメンバーたちの姿には、本作がはやぶさプロジェクトの裏側にあった真実を描いていることを期待させられる。
昨今の予告編制作は、専門の会社などに任せるのが通例だったところ、「映画に参加し始めたころ、助監督が予告編を作っていた」と振り返る瀧本智行監督が、その伝統を継承するため、助監督の権野元に、その制作を任せたという今回の予告編。渡辺が、主演だけでなく、映画のプロジェクト・マネージャーとして、制作にも積極的に参加した本作には、映画人の魂も込められているようだ。映画は、7月23日に、実際にカプセルが降り立ったオーストラリア・ウーメラ砂漠での撮影を終え、クランクアップ。現在、VFXの調整中で、12月中旬の完成を目指している。(編集部・島村幸恵)
映画『はやぶさ 遥かなる帰還』は2012年2月11日全国公開