オスカー最有力!天才少年はクイズ番組出身の13歳!トム・ハンクス&サンドラ・ブロック共演の大作に話題集中!
トム・ハンクスとサンドラ・ブロックが共演することで話題の映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』で主人公オスカーを演じている13歳の天才少年トーマス・ホーンが早くもアカデミー賞主演男優賞の候補に挙げられていることが話題になっている。本格的な演技は初挑戦にもかかわらず、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオといったそうそうたる面々と同じ舞台に並んだトーマスは、全米ではクイズ番組の天才少年として知られる存在だ。
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今月12日、全米ニュース専門局CNNは、ほかのメディアに先駆けてアカデミー賞のノミネーション候補を発表。主演男優賞にはジョージ・クルーニー、『マネーボール』のブラッド・ピット、『J・エドガー(原題)』のレオナルド・ディカプリオなどの一流スターが並ぶ中で、一際異彩を放っていたのが本作の主演俳優トーマス・ホーンだ。それもそのはずで、13歳のトーマスは本作で本格的な演技に初挑戦。それまで小学校の学芸会でしか演技をしたことがないというトーマスは、クイズ番組で天才少年として注目を浴び、そこで本作のプロデューサーに才能を見出されたという変わり種なのだ。
『トゥルー・グリッド』でヘイリー・スタインフェルドを見出した本作のプロデューサーであるスコット・ルーディンと、『リトル・ダンサー』でジェイミー・ベルを抜てきしたスティーヴン・ダルドリー監督といいハリウッド随一の目利きたちが主人公に選んだトーマスは、幼少期から暇なときは小説やノンフィクションを読んでいたという、まさに本作の主人公そのままの少年。しかも、その役名がアカデミー賞の別名である「オスカー」となれば、オスカー獲得への期待が高まるのも無理はない。それほど、本作でのトーマスの演技は見事なもとなっている。
ダルドリー監督をはじめとして、『フォレスト・ガンプ/一期一会』の脚本家エリック・ロス、『キリング・フィールド』などの撮影を担当したクリス・メンゲスなどアカデミー賞常連スタッフで固められた本作。出演者にもトム・ハンクス、サンドラ・ブロックなどの演技巧者がそろっており、全米のみならず世界中から注目されるのも納得の作品に。911を背景に、父親を亡くした一人の少年が繰り広げる数々の冒険は多くの人を感動させるはず。また一つ、日本公開が待ち遠しい作品が増えたといえそうだ。(編集部・福田麗)
映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は2012年2月18日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開