SDN48野呂佳代、『地球防衛ガールズP9』は門出の作品!「この出発を一緒に見届けて下さい」
3月をもってメンバー全員の卒業が発表されたSDN48のキャプテン野呂佳代が、出演した映画『地球防衛ガールズP9』のエピソードや同グループ卒業後の目標などについて語った。
野呂がキャプテンを務めるSDN48は、10月15日の公演で突然、来年3月末にメンバー全員が卒業することを発表し、ファンからは「寂しい」「ビックリした」など動揺する声が多く上がっている。野呂は、「いつかは絶対卒業しないといけない。でもファンの皆さんには急なお知らせになってしまったので、すごく申し訳ない気持ちです」と胸を痛めている様子。それでも、「この映画の出演や自分ひとりの仕事ができることに感謝しています。わたし個人でも応援してくれるファンの皆さんのおかげで頑張れているので、わたしにとってこの映画は門出の作品として、この出発を一緒に見届けていただきたいです」と自分を見守ってくれるファンへ感謝の気持ちを表した。
さらに、卒業後は女優業に本格進出していきたいという野呂は、「バラエティーや司会をやるのが夢です」と大きな目標を掲げ、笑顔をはじけさせた。理想の人物にSMAPの中居正広を挙げて「演技や司会だけでなく、グループのリーダーをされているし、とてもあこがれます。欲張りかもしれないけど、演技を全力でやりたいし、バラエティーも一生懸命やりたいんです」とSDN48の卒業をステップに新しいステージへの挑戦へ目を輝かせた。
そんな野呂が自身の門出の作品ともいう本作は、映画『いかレスラー』『ヅラ刑事(ヅラデカ)』『日本以外全部沈没』などの奇才・河崎実監督の最新作だ。独特の笑いを得意とする河崎ワールドにすっかりはまってしまった野呂は、「撮影もめっちゃ面白かったです。監督が選んでくるキャストの方々も面白いし、監督と笑いのツボが一緒だったのではまっちゃうとやばいです。『日本以外全部沈没』とかシュールで挑戦的なところがすごく好き」と河崎作品へ出演できたことに喜びを爆発させた。
劇中でもSDN48と同じく、地球を守る地球防衛ガールズ9人のリーダーを演じている野呂。「映画の中のリーダーはあくまで役なので、普段は結構いろいろとみんなに頼っちゃいました。小桃音まいちゃんや片山陽加ちゃん、高城樹衣ちゃんとか、みんなしっかりしていて。特に山本麻貴ちゃんには頼りきりでした」とほほ笑ましい現場のエピソードを告白。人見知りな性格のため、最初は地球防衛ガールズのメンバーに早くなじもうと努力したそうで「みんなのことを調べたり頑張っていたら、たまたま控え室がものすごく狭くて、自然と仲良くなれてよかったです。狭い楽屋ありがとうって感じですね。皆、美少女でキャラクターも面白いので、そこにも注目してください」とにこやかに舞台裏を振り返り、愛着がたっぷり詰まった作品になったようだ。
『地球防衛ガールズP9』は奇才・河崎実監督の最新作。河崎監督の原点ともいえるオリジナルビデオ「地球防衛少女イコちゃん」をベースに、宇宙人や怪獣の侵略がない世界の防衛軍の乙女たち=特殊精鋭部隊P9の戦い(?)を描く。(取材・文:中村好伸)
映画『地球防衛ガールズP9』は11月26日よりシネクイントにて2週間限定レイトショー公開(全国順次公開予定)