『AKIRA』実写版にワーナーがゴーサイン、金田役には『トロン』のギャレット・ヘドランドが有力候補
実現が危ぶまれていた大友克洋監督のSFアニメーション映画『AKIRA』のハリウッド実写版の製作について、米ワーナー・ブラザーズは製作続行の決定を下し、来年の初頭には製作を開始するつもりだとバラエティーが報じた。
ハリウッド版金田に?ギャレット・ヘドランド主演『トロン:レガシー』予告編
レオナルド・ディカプリオが自らの制作会社アッピアン・ウェイを通して、プロデューサーとして参加する本作。映画『ザ・ウォーカー』のアルバート・ヒューズ監督がメガホンを取ることになっていたが、今年5月に監督が降板。主人公の金田役のキャスティングも、キアヌ・リーヴスにジャスティン・ティンバーレイク、ホアキン・フェニックスなどの候補は挙がれど一向に決まらず、製作中止がささやかれていた。
しかし、このほどバラエティーが伝えたところでは、米ワーナーは、同社作品『アンノウン』『エスター』のメガホンを取ったジャウマ・コレット=セラ監督の下で実写化をすすめることにゴーサインを出したとのこと。しかし、2部作の大作SFとなるはずで、1億ドル(約80億円)以上といわれた予算も9,000万ドル(約72億円)程度まで縮小されたとのこと。主人公の金田役には、以前に候補として名前が報じられたことのある、『トロン:レガシー』のギャレット・ヘドランドが有力候補となっているようだ。(1ドル80円計算)
バラエティーが報じる通りに製作が進めば、来年の2月から3月には開始されることになる。予算の縮小によって、そのクオリティーに対しいっそうファンの不安が高まりそうな本作。ジャウマ・コレット=セラ監督がこの逆境を覆すようなアイデアを映画に持ち込むことを期待したい。(編集部・入倉功一)