小泉今日子主演、湊かなえ原作「贖罪」に蒼井優&小池栄子&安藤サクラ&池脇千鶴がそろって悲劇のヒロインに!
小泉今日子が主演を務めるWOWOWの連続ドラマW「贖罪」に、蒼井優をはじめ、小池栄子や安藤サクラ、池脇千鶴ら実力派女優が出演し、豪華共演が実現したことがわかった。
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本作は、映画化もされた「告白」の著者・湊かなえの3作目の同名小説を映像化したミステリー。映画『トウキョウソナタ』や『アカルイミライ』『回路』などを手掛けた黒沢清が監督・脚本を担当。小泉今日子が2001年のドラマ「恋を何年休んでますか」以来となる連ドラ主演を飾り、小学生の娘エミリを殺された母親・麻子を狂おしいまでに熱演する。
そんな本作への出演が発表された蒼井&小池&安藤&池脇が演じるのは、エミリが殺された15年前の事件の第一発見者という過去を持つ4人。当時、目撃したはずの犯人の顔を思い出せず、麻子から「犯人を見つけなさい。でなければ、わたしが納得できるような『償い』をしなさい」と責められ、事件へのトラウマを抱えたまま大人になった4人だ。「償い」の意味を問い、呪縛(じゅばく)にとらわれてきた彼女たちが引き起こす悲劇の連鎖……。人間の心の奥にひそむ毒や闇を、演技派キャストたちが体現する。ミステリアスなストーリーと共に、彼女たちの演技合戦も見どころとなりそうだ。
シェイクスピア作品のような印象を本作に受けたという蒼井は、「屈折した愛と純愛というのは紙一重」ということを、自身の役を通して感じたと語り、もともと原作ファンだったという小池は、映像化の際はオファーがないかと心待ちにしていたと明かしている。また「どのような償いの仕方、どう“贖罪”するのかというシーンが一番の見所」と本作をアピール。安藤は、「原作を読んで、シンプルに頭の中で映像化したときより、脚本を読んだ時のほうが100万倍面白いと思いました」と本作の印象を語り、池脇は「とにかく真実を知りたい、そんな欲求に駆られるドラマだと思います」と期待を高めた。
5人の女性の視点でつむがれる迫真のミステリー。森山未來、加瀬亮、伊藤歩、新井浩文、田中哲司ら脇を固める役者も豪華。「償いとは何なのか?」を観る側にも問うような、思わず引き込まれる世界に仕上がっている。(編集部・小松芙未)
連続ドラマW「贖罪」は2012年1月8日よりWOWOWにて毎週日曜夜10:00から放送(全5話、第1話無料放送)