韓国版『エイリアン』とも言うべきSFアクション上陸! エイリアンも真っ青のモンスターのビジュアルがついに解禁!
ヒット作のみならず、スターや鬼才監督も次々と輩出し、まさに絶好調を極めている感のある韓国映画界から、あの『エイリアン』を彷彿(ほうふつ)させるSFアクションが登場、恐ろし過ぎるモンスターのビジュアルが解禁となった。映画『第7鉱区』は、韓国ではわずか公開4日間で150万人を動員し、2011年度オープニング記録を樹立するという、記録的なヒットを打ち出した注目作だ。
舞台となるのは、豊富な天然ガス資源が眠るとされる東シナ海「第7鉱区」に浮かぶ、石油ボーリング船エクリプス号。助けを呼ぼうにも声は届かないし、誰も近くにいない、鋼鉄の孤島と化した巨大施設で、石油掘削作業員たちがエイリアンともクリーチャーともつかない生物を相手に決死のバトルを繰り広げていく。正体不明のモンスターに一人また一人と襲われる恐怖、隔絶された海上施設における逃げ場のない閉塞感、男勝りのタフでワイルドなヒロインなど、ストーリーの設定と展開、キャラクターの造形などは、確かに韓国版『エイリアン』と呼ぶのにふさわしい。そんな、『エイリアン』のエイリアンたちも後ずさりしてしまいそうなほどに恐ろしいモンスターのビジュアルが解禁になった。
ウミウシやらイソギンチャクやらクラゲをミックスさせたような巨体に、あちこちから飛び出している触手、鋭い牙が層になって生えている巨大な口と、そのルックスの凶悪度は、解禁された画像をチラリと見ただけでも、近年のクリーチャー映画の中でもダントツだと思えるはず。ハイクオリティーなVFXで創造された粘着質の体の質感や生々しい動きに加え、銃弾にビクともせず、水中を縦横無尽に泳ぎまくって潜水艇を追い詰め、オートバイに乗ったヒロインとの壮絶なチェイス……。実際に劇中で見せつけるグロすぎる姿と容赦ない暴れぶりには、怖さを超えて口アングリ。それでいて、幼生時はクリオネみたいな愛くるしい姿だという意表を突くあたりは憎めない。こんなトンデモないヤツを生み出してしまった韓国映画界のパワーから、今後も目が離せない!(文・平田裕介)
映画『第7鉱区』は、11月12日(土)より新宿バルト9ほかにて全国3D&2D公開