井上真央がひさびさのコメディー主演!映画『綱引いちゃった!』で綱引きに挑む!!
女優・井上真央が、映画『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生監督の新作映画『綱引いちゃった!』に主演し、綱引きに奮闘する大分市役所広報課の職員・西川千晶にふんすることがわかった。井上は「太陽の陽子を卒業し、綱引きに精魂そそぐ大分の綱娘となります。昭和の世界から、『闘魂』『喜劇』という一転した新しい世界に行けることが今からとても楽しみです」とNHK連続テレビ小説「おひさま」以来の新たな役柄に意気込んでいる。
綱引きというマイナースポーツにスポットを当てた本作。井上演じる千晶は、大分市をピーアールするため市長から女子綱引きチームを結成せよとの無理難題を課されることになる。綱引きは運動会以来という井上は「綱に魂を込め、躍動感あふれる作品になるようがんばります!『綱娘』たちをはじめ、心強い共演者の方たちと共に、最強のチームになると思うのでぜひご期待下さい!」とコメント。最強のチームを引き立てるのは、松坂慶子、玉山鉄二、浅茅陽子、西田尚美、ソニン、渡辺直美、中鉢明子、犬山イヌコ、笹野高史、風間杜夫という個性豊かな面々。井上演じる千晶の母親役を務める松坂は、これまでにない天然キャラにふんし、綱引きチームのコーチ・熊田公雄役を務める玉山は、シイタケ農家で働く熱血で空気の読めない田舎者を演じるという。新たな顔を見せる二人の演技にも注目したい。
『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』で、名バイプレイヤー阿部サダヲを主演に抜てきし、宮藤官九郎の脚本を基に、笑って泣けるジャパニーズ・コメディーのジャンルを開拓してきた水田監督。彼が今回タッグを組んだのは、映画『パッチギ!』『フラガール』などの脚本を手掛けてきた実力派、羽原大介。松坂は、そんな二人のタッグに、「コメディーを演じることは、演者にとって、実はとても難しいのですが、水田監督の緻密に計算された的確な演出で大船に乗った気分で演じています」と太鼓判。撮影は、1日にすでにクランクインを迎えており、大分市全面協力の下、全キャストがオール大分弁で、来年の公開に向けて40日間におよぶ長期大分ロケに挑んでいる。
松坂は「娘役の真央ちゃんは、最近の出演作品の日本的なしっとりしたイメージとは異なった、アクティブでかわいい真央ちゃんです。そんな真央ちゃんは、とても新鮮で、すてきで、これからの撮影が本当に楽しみです」と語っているが、確かに本作は、映画『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』『八日目の蝉』、テレビドラマ「獣医ドリトル」「おひさま」とすっかり演技派に成長した井上が、ひさびさに挑戦するコメディー映画。勝気な元気っ娘を演じ一躍スターダムに駆け上がった井上が、来年は“綱娘”として、日本に活力を与えてくれることだろう。(編集部・島村幸恵)
映画『綱引いちゃった!』は2012年公開予定