フィービー・ケイツの叔父で、アカデミー賞授賞式のプロデューサーを14回務めたギルバート・ケイツ氏が死去!
アカデミー賞授賞式のプロデューサーを14回務めてきた名プロデューサーのギル(ギルバート)・ケイツ氏が死去したことがワシントン・ポスト紙によって明らかになった。
女優フィービー・ケイツの叔父であるギルバート・ケイツ氏は、11月1日(火曜日)にアメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の駐車場で亡くなっていたのを発見されたようで、今のところその死因については明らかにされていない。
77歳で亡くなったケイツ氏は、テレビ映画「愛ふたたび」や「息子と父の部屋」、長編映画でも『バックファイア』などで監督を務め、さらに1990年代から2008年までの計14回ものアカデミー賞授賞式のプロデューサーも歴任してきた。これまで、ビリー・クリスタルやウーピー・ゴールドバーグらに司会者を任せたのも、彼の選考によるものだった。
このほかにケイツ氏は、アメリカ監督組合(DGA)の会長や、UCLAの映画部にある演劇、映画、TVの学部長を務めていたことがある。
今回のケイツ氏の死について、現在アカデミー賞の社長を務めるトム・シェラックは「ギルバート・ケイツは我々の同僚、友達、さらにアカデミー賞の最高責任者だった。彼は卓越したプロフェッショナルとして、我々の記憶に残るアカデミー賞を世に送り出してきた。彼の死はエンターテインメント業界にとっては大きな損失で、彼の家族にもお悔やみを申し上げます」とコメントを残している。
心からご冥福を申し上げます。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)