スカーレット・ヨハンソンの新作『アンダー・ザ・スキン』、スコットランドの主要道路を封鎖して撮影

　スカーレット・ヨハンソンが出演する新作映画『アンダー・ザ・スキン（原題） / Under the Skin』の撮影がイギリス北部、スコットランドで行われているが、数日にわたり、この地方の主要道路が一部封鎖されて撮影が行われている。

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　撮影はスコットランドの交通局から許可を得て、幹線道路A82の一部を閉鎖して行われた。この道路はスコットランド中心部から、さらに北部のハイランド地方へ続く主要道路で、普段から多くの車が行き交っているが、封鎖の前には10分ほど時間をかけてすべての車をこのエリアから出した後、10～20分ほど封鎖された。こうした封鎖が数日間にわたって行われるという。

　有名スターが出演する映画撮影の誘致は地方の活性化には役立つが、A82幹線道路の周辺住民からは、スコットランド交通局から一時封鎖についてしっかりと説明を受けておらず、渋滞が予想されるという看板だけが設置されていることに疑問も出ている。A82幹線道路のルート活性運動に携わるスチュワート・マクリーン氏はBBCラジオのスコットランド局で、「映画の撮影はいつも歓迎してきたが、おかしいのは、グラスゴーのお役人たちから何も説明がないことだ」とコメント。一方、スコットランド交通局は、道路封鎖については警察と映画製作会社と話し合いを行っており、地元新聞にも事前に封鎖について掲載しているとし、声明では「このエリアでは遅れ、車の流れも少ないことから、これ以上地元住人への説明は必要ないと考えられる」と語っている。（竹内エミコ）