元モー娘。高橋愛、卒業後の心境を吐露「メンバーと一緒じゃなくなってさびしい」
共同生活を送りながら再生していく4人の女性を描いた映画『シェアハウス』が12日に公開となり、109シネマズ川崎で初日舞台あいさつが行われた。9月にモーニング娘。を卒業し、本作にカフェの娘役として出演、華麗なフラダンスを披露している高橋愛も登壇し、フラダンス特訓や監督に「ショックだった」と言わしめた撮影中の秘話を披露した。
この日舞台あいさつに登壇したのは物語の中心となる女性を演じた吉行和子、佐伯めぐみ、浅田美代子に、脇を固める牧田哲也(D-BOYS)、高橋愛、モーニング娘。(譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音)、そして喜多一郎監督の実に10人。喜多監督にモー娘。卒業後の心境を問われた高橋は、「メンバーと一緒じゃなくなってさびしい」と本音をもらしたが、同時に「今日は9期生と一緒にできて嬉しいです」とホームに帰ったような安堵の表情を見せていた。
高橋は本作で見せるフラダンスシーンのため、舞台である湘南に足を運び特訓を敢行。「筋肉痛になって階段を降りるのも嫌になるくらい」という熱の入りようだったが、「(撮影後も)続けたいと思うぐらい楽しかったです」とフラの魅力を語っていた。しかし直後に、「でも続けてないんだよね」と喜多監督にばらされると、これを認めいたずらっぽい笑顔を見せた。
撮影中は好天に恵まれたという本作だが、なぜか高橋の撮影日は2日間とも天気が崩れ、特に2日目は大雨に。喜多監督は「後で愛ちゃんは雨女だと聞いてショックだった」と嘆いたが、最終的には雨も上がり高橋の特訓の成果も無事収められたという。高橋も「かわいく撮れてます」と喜多監督のお墨付きを受けると、「よかった」と再びホッとした表情になっていた。
本作は年齢も境遇も異なりながらそれぞれ悩みを持つ4人の女性が、シェアハウスで生活しながら人生を再生させていく姿をつづった人間ドラマ。夫と娘夫婦に先立たれた女性を吉行和子、仕事と恋人を失ったキャリアウーマンを佐伯めぐみ、恋愛が苦手な恋愛小説家を浅田美代子、バツイチ女性を木野花が演じている。監督は『海の上の君は、いつも笑顔。』などの喜多一郎。(取材・文:長谷川亮)
映画『シェアハウス』は全国公開中