コリン・ファース、スパイク・リーが監督を手がける『オールド・ボーイ』リメイク版の悪役をオファーされる
映画『英国王のスピーチ』でアカデミー主演男優賞に輝いたコリン・ファースが、スパイク・リーがメガホンを取る2003年の韓国映画『オールド・ボーイ』のリメイク版に、悪役をオファーされている。
主役には、映画『ノーカントリー』『ミルク』のジョシュ・ブローリンがすでに決定しており、ウェブサイトIndiewireによれば、ファースの役は、主人公の前に突然現れ運命を翻弄するエイドリアンという男の役とのこと。オリジナル版で言えば、15年の監禁から突然解放されたオ・デスの前に現れ、衝撃のラストまで彼を翻弄する、ユ・ジテが演じたウジンという謎の男だ。
これまで、恋が苦手な真面目で不器用な男や、王室や貴族の高邁(こうまい)な役どころが多かったファースがこの強烈な悪役を演じることになれば、これまでのイメージが塗り替えられ、また彼の役者としての幅が広がることは間違いない。
リメイク版は、オリジナル版と、原作となった日本のコミック両方を元に、映画『アイ・アム・レジェンド』などの脚本を手がけたマーク・プロテセヴィッチが脚本を担当予定。撮影は来年初頭の開始となる見込みだ。(鯨岡孝子)