ジョージ・クルーニー、スティーブ・ジョブズ氏役の候補に 元共演者のノア・ワイリーも
10月に亡くなった、米アップル社の元CEOスティーブ・ジョブズ氏の伝記映画で、主役の候補にジョージ・クルーニーが挙がっている。
この映画は、ジョブズ氏の公式伝記本「スティーブ・ジョブズ」を基にするもので、ソニー・ピクチャーズが映画化権を獲得、来年から製作が開始される予定。
ジョブズ氏の役を演じる主演候補には、ジョージのほかにノア・ワイリーも挙がっている。ノアとジョージはドラマ「ER 緊急救命室」でともにドクター役を演じており、元共演者同士の候補者争いとなった。俳優としての名前の大きさはジョージが優位かもしれないが、ノアは、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏とジョブズ氏を描いた1999年の映画『バトル・オブ・シリコンバレー』でジョブズ氏を演じたことがあり、プライベートでもジョブズ氏と親交があったことから有利とも言われている。
ノアは「フォーチュン」誌のインタビューで、ジョブズ氏とディナーをともにしたときのことを振り返り、「彼(ジョブズ氏)はナプキンに設計図のスケッチをして、テーブルのみんなに回して見せていた。ディナーが終わりみんながテーブルを去ろうとしたとき、そのナプキンが残されているのに気付き、これはもらっておかなきゃ、と思ったんだ。ちょうどそのとき、彼が僕にタクシーをシェアしようと言ってきて、ナプキンをテーブルに戻してしまった。エジソン級の発明のオリジナル設計図だったかもしれないよね」と語っている。(竹内エミコ)