シエナ・ミラーが携帯電話のハッキング事件で証言 パパラッチは「どんなことでもする」
シエナ・ミラーが、ロンドンの王立裁判所で行われているニューズ・コーポレーションによるハッキング・スキャンダルの審問会で証言した。
シエナはザ・ニュース・オブ・ザ・ワールド紙による携帯電話のハッキング被害にあい、今年6月には同紙からの謝罪と10万ポンドの賠償金を支払われて示談となっていたが、審問会ではこの時のハッキング事件について、「信頼していた家族や友人に疑いをかけてしまった」と告白。2005年から2006年にかけて、シエナの個人的な話がメディアに流れたことについて、近親者を部屋へ集めて問いただしたという。シエナは、「その部屋にいた誰かが話を売ったんだと、その誰かを非難したわ」と語り、その後、誰も自分を裏切っていないことを知りひどく落ち込んだという。「人生で、私や友人、家族にとって大きなダメージになりました。どうして情報が出てしまったのか誰にも理解できなかったし、その当時は普通の生活を送ることが困難でした。まだ若かった私には、とてもつらかった」と証言した。
また、審問会ではシエナはパパラッチの追跡について、違法な運転で追いかけられたり、感情的な場面を引き出そうとするメディアが1日に10~15人も追いかけてきたことを証言。カメラを持っているというだけで自分を追いかけていいというのはおかしい、と語った。こうしたパパラッチについてシエナは、自分を困らせて写真を撮るためには「どんなことでもする」と語り、「実際、彼らは訴えられる可能性もよくわかっているし、賠償金を支払わなければならないことも知っているのに、それは彼らにとって抑止にはならないのです」と語った。(竹内エミコ)