井上真央、主演映画『綱引いちゃった!』の撮影現場を初公開!キュートなジャージ姿に、地元小学生もメロメロ!
女たちの綱引きを描く、井上真央の主演映画『綱引いちゃった!』のロケが、大分県豊後大野市緒方町の旧上緒方小学校で行われ、地元小学生との元気いっぱいな綱引きシーンの撮影がマスコミに公開された。
この日行われたロケには、地元の小学生綱引きチーム“緒方キッズ”が参加。井上演じるヒロインが率いるチーム“大分つなむすめ”のメンバー役の松坂慶子、渡辺直美、西田尚美、ソニンらは、エキストラとして参加した地元の人々の声援が飛び交う中、迫力満点の綱引きシーンを熱演。キュートなジャージ姿で現れた井上を前に、「本物だ……」「かわいいな」「顔ちっちゃいなあ……」と口をポカンと開けて見とれてしまい、放心状態の小学生男子たちは、お笑い芸人としても活躍している渡辺の「どりゃあああああ」という掛け声と、鼻の穴をめいっぱい膨らませた必死の形相に、お腹を抱えて大爆笑! 子どもたちの歓声が響く、和やかな撮影となった。
和気あいあいとした雰囲気のなか行われた撮影だったが、綱引きは、体を低くかがめた姿勢をキープし続けなければいけないため、腰への負担は大きい。痛みに耐えかねて崩れ落ちたメンバーのひとりに、井上が「大丈夫?」と声をかける姿も見られた。「わたし自身、綱引きは運動会でやったことしかなかったので、はじめは綱引きの映画ってどうなるんだろう? と思っていたんですが、実際にやってみると心理戦があったり、メンバーの呼吸を合わせたり、とても感動的なスポーツだったことを知りました。練習をし始めたときは、手が痛かったんですが、使ったことのない筋肉を使うので足や腰がけっこうつらいんです」という井上の言葉通り、競技としての綱引きは、運動会のイメージからは程遠い、ハードで、エキサイティングなスポーツ。早く撮影が終わった日には、“居残り練習”をしているというキャストたちは、手にテーピングを巻き、手の痛みと戦いながら頑張っている。2008年に発足し、初めての全国挑戦でベスト8入りを果たした強豪チームの緒方キッズと初めて綱を交えた井上は、「小学生だからって甘く見ていたんですが、緒方キッズの子たちに、引きが弱かったね~みたいなことを、言われてしまっていたのを、チラッと聞いてしまったので(笑)。本格的な試合シーンに向けて、もっと頑張らなきゃって思います!」とまだまだ続く撮影に向けて意気込みを語った。
大分の女性綱引きチームを題材にした本作は、40日間にわたり、地元で撮影。市民の全面的なバックアップを得ているという水田伸生監督は、「市役所でロケをするときは、本物の市役所で、市役所の方々にエキストラ協力していただき、救急車のシーンでは、消防車から本物の救急隊員の方々に出動していただきました。本当に最高の現場です」と市民への感謝を満面の笑顔で話した。来年の公開に向け、大分のひとびと、スタッフ、キャスト、全員が一丸となって製作中の本作。大分弁もすっかり板についてきたという井上は、「大分の皆さんの温かみを感じられる映画になっていると思います。まだまだ公開は先ですが、たくさん笑って感動して、元気になれる映画になるよう、キャストスタッフ一同、心をこめて、魂をこめて頑張りますので、皆さん楽しみにしていてください!」と完成を心待ちにしているファンに向けてメッセージを送った。(編集部:森田真帆)
映画『綱引いちゃった!』は、2012年公開予定