「M-1グランプリ」に続く「KAMIWAZA~神芸~」が登場!!さまざまなパフォーマーたちがシノギを削る大会に!
29日、六本木のニコファーレで、「M-1グランプリ」に続く新企画「KAMIWAZA~神芸~」記者会見が行われ、司会の今田耕司らが出席、本大会に向ける意気込みを語った。
数々の人気芸人をブレイクさせ、国民的行事として定着していた「M-1グランプリ」が昨年、10年にわたる歴史にピリオドを打った。それに続く新しい企画として、来年1月8日に「KAMIWAZA~神芸~」を開催することが決定。「神芸」とは、たゆまぬ鍛錬で人間の領域を超えて身に付けた究極の技であり、それを駆使し、エンターテインメントとして観客を魅了するもの。参加は、年齢、性別、国籍、プロ・アマ問わず個人でも複数でも可能という間口の広さも魅力的だ。またジャンルも大道芸、マジック、ダンス、パントマイム、腹話術など「人類のリミッターを超え、最も神に近い存在」を感じさせる5分以内のパフォーマンスであれば、オールジャンルが対象となる。
今回の大会に参加できるのは、世界から選抜されたパフォーマー9組、そして「日本国内に眠る、これから世界にうって出ようという新たな才能」から選ばれた1組(国内チャレンジ枠)の計10組。賞金1,000万円をかけて、神芸バトルが繰り広げられることとなる。「M-1グランプリ」に続き、司会を担当することになる今田も「新しい10年を作る『KAMIWAZA~神芸~』が新年の定番になれるよう、微力ながら盛り上げていければと思います」と気合が十分。さらに大会のGM(ゼネラル・マネージャー)に就任したビートたけしについても「(共演したテレビ番組)『たけしの誰でもピカソ』でも、よく世界のパフォーマーを招いていましたし、(こういうのが)大好きですからね。世界に向けて正直、はくがついたというか、最高の人選ではないかと。たけしさんが来てくれることで、回を重ねるごとにM-1に勝るとも劣らずというようになれるような予感がしております」と今から楽しみにしているようだった。
そしてこの日はジャグリングの桔梗ブラザーズ、そしてディアボロの矢部亮という世界レベルのパフォーマーたちが実技を披露。その神芸ぶりには客席で観ていた今田も「すげー!」と興奮を隠せない様子で、「もうこの時点で200万円あげましょう!」とその技に感服していた。矢部は「僕らの世界は(日本では)認知されておらず、海外の方が仕事がしやすい状況がある。この番組がきっかけで日本でも認知されるようになれば、経済が落ち込んでいたり、地震があったりする日本を元気にすると思う」と本大会を歓迎していた。
また、この日はよしもと芸人たちも神芸(?)を披露。今田も「故・林正之助会長はパフォーマンスが大好きで、なんばグランド花月にも、世界からのパフォーマーを見てもらおうというコーナーがあった。もともと吉本もそういうのをやりたかったんですよ。会長も天国から見ていますからよろしく頼みますよ」と送り出したのは、バランスボールをけられてもバランスを取り続ける平成ノブシコブシ、得意の小道具を駆使したくまだまさし、大道芸芸人のもりやすバンバンビガロ、そして裸芸とけん玉芸を融合させたワッキー&庄司智春、そして得意のASIMOネタを披露するFUJIWARA原西孝幸たち。しかし神芸というよりも宴会芸という風情の彼らの芸に会場は失笑。今田も「吉本のメンバーでは神芸は取れない気がしますけど、われこそは、と思う人はぜひ応募してもらいたいですね」と呼びかけていた。
審査員、出演者の選定はこれから。番組ではどのような人間離れした神芸が披露されるのか、今から楽しみだ。(取材・文:壬生智裕)
「KAMIWAZA~神芸~」は2012年1月8日のABC・テレビ朝日系全国ネットのゴールデン帯で生放送予定