東宝シンデレラ4人が初主演！11歳の役者魂に三木孝浩監督思わず苦笑！

　沢口靖子、長澤まさみなどを生んだ東宝シンデレラオーディション。その2011年のシンデレラに選ばれたばかりの上白石萌歌、上白石萌音、浜辺美波、小川涼の4人が、映画『ソラニン』の三木孝浩監督によるショートムービー・空色物語を完成させ、完成披露舞台あいさつを行った。

　今年1月に受賞したばかりとあって、4人は本作でそれぞれ「上白石萌歌 ～虹とシマウマ～」「上白石萌音 ～ニケとかたつむり～」「浜辺美波 ～アリと恋文～」「小川涼 ～王様と羊～」で初主演を務め、本格的な演技に初挑戦。三木監督は4人と会い、それぞれのキャラクターに合った内容を脚本家と相談して決めていったそう。「初作品を撮らせてもらえるのは大変光栄で、リハーサルしていくうちにもどんどん成長していく様が見えて楽しかったです」と監督が語ると、「そんなことないです」といわんばかりにマイクを通さず頭を振る4人が初々しい。

　「もう一度撮りたいですとお願いしました」とコメントしたのはグランプリを受賞した11歳の上白石萌歌。「カットがかかっても、演技を続けていそうだったし、そのまま走って家へ帰って行ってしまいそうだった」と三木監督が演技の自然さをほめると、上白石萌歌は「今も映像を観ていて、これからの課題が見つかりました。いろんな反省点とかがあったりして、次に生かそうと思いました」と早くも女優魂を発揮。三木監督を苦笑させていた。

　共に11歳の浜辺美波とボーイッシュなショートカットの小川涼は「画面にわたしのアップとかが映って夢みたいでした」「さまざまな場面でいろんな演技ができた」とコメント。上白石萌歌より2つ年上の13歳の姉、上白石萌音は見事なバレエシーンを劇中で披露している。（取材・文：浅来香）

DVD「上白石萌歌 ～虹とシマウマ～」「上白石萌音 ～ニケとかたつむり～」「浜辺美波 ～アリと恋文～」「小川涼 ～王様と羊～」は2012年3月23日発売（各・税込み2,940円）