ティム・バートン監督デザインの巨大バルーンキャラクターがニューヨークに出現!感謝祭のパレードで
現地時間24日、米ニューヨークで行われたサンクスギビング・デー・パレードで、ティム・バートン監督がデザインした巨大バルーンが人々の前に登場、摩天楼の隙間の青空に、顔が縫いあとだらけの、実に監督らしいキュートでダークなキャラクター浮かんだ。
映画『ナイトメアー・ビフォアー・クリスマス/デジタル・リマスター版』写真ギャラリー
このパレードは、ニューヨークを本部とする米の大手百貨店メイシーズがスポンサーを務める恒例行事。ニューヨークの一大イベントであり、街中にさまざまなキャラクターの巨大バルーンが浮かぶことでも有名だ。また、近年は「ブルー・スカイ・ギャラリー」として著名アーティストを招待しており、今年はバートン監督にお声がかかっていた。
バートン監督といえば、名監督であると同時に、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』に登場するジャックやサリーなど、ホラーテイストでありながら愛らしく、それでいてどこか哀しみを感じさせるキャラクターを多く想像している。今回晴れてバルーンになった、「Bボーイ」と名の付いたキャラクターも例にもれず、その顔は縫い傷だらけ。バートン監督によると、彼は病院で行われた、子どもの誕生パーティーであまった風船を縫い合わせて作られた存在。ほかの子と遊ぶことは許されず、地下室のねぐらに押し込まれているが、いつか、少年と風船の交流を描いた、1956年の映画『赤い風船』のように、街の上を飛んで小さな子どもたちに喜びを届けたいと思っているのだとか。
そんな「Bボーイ」の夢が、まさにかなったこの日のパレード。空に浮かぶボーイの顔も、何だかうれしそうに見えてくるから不思議!? この日はほかにも、スパイダーマンやソニック・ザ・ヘッジホッグ、ハローキティのバルーンや、アヴリル・ラヴィーン、メアリー・J・ブライジといったセレブも登場し、Bボーイと共に人々を楽しませたという。(編集部・入倉功一)