元SMAP森且行がオートレーサー転身後、初の単独カレンダーを発売! 昔と変わらない笑顔に隠された、15年間の苦悩と栄光
元SMAPのメンバー森且行が、今月1日、オートレーサーに転身して以来初となる単独カレンダーを発売し、トップアイドル時代をほうふつとさせる見事なポージングを披露している。
現在公開されているカレンダーの画像は、計4枚。革ジャン姿でバイクにまたがり、熱っぽい視線をカメラに注ぐホットな1月の写真、私服姿のさわやかな森を写した4月の写真。そしてどちらの月にも、裏面にはレーシングスーツに身を包んだ男らしい森のモノクロショットが入っている。どの写真も、37歳とは思えない若々しさで、イケメンぶりはいまも健在。ネット上では、「これだけかっこよさを保ち続けてることがすごい!」と早くも話題を集めており、森自身「カッコよく仕上がってるよね。とってもイイと思うよ。オートレースファンの方はもちろん、オートを知らない方にもぜひ手にしてもらいたいね!」とのコメントどおり、出来栄えには大満足のようだ。
カレンダーでは、SMAP時代と変わらない笑顔を披露している森だが、22歳でオートレーサーへと転身してからの15年は長く険しいものだった。元アイドルという肩書きへの、男性ファンからの猛烈なヤジはもちろんのこと、訓練中の事故でデビューが数か月遅れるほどの重傷を追った養成時代、2005年には、絶好調だった彼を突然のスランプが襲った。勝てない日が延々と続き、レース終了後には観客席からは怒りの罵声が飛んだ。戦績と共に、精神も落ち込んで行き、病的なまでに整備を続ける森に、仲間の選手が声をかけるほど追い詰められていた時期もあったという。だが、スランプを乗り越えた森は、2007年に完全復活を遂げ、2009年には初のGI優勝。オートレース最上位のS級ランクを5年にわたり維持し続けている。レース場で、元アイドルであることを冷やかす人間はもういない。5人の仲間たちから離れ、「オートレーサー森且行」として孤独に戦い続ける森の姿は、女性ファンのみならず、男たちをも魅了した。
デビューから15年、レーサーへの転身後、初めて自身のオフィシャルグッズを販売することとなったのは、森のレーサーとしての実績が、ようやく認められた証にほかならない。男手ひとつで森を育てた父の影響で、小さい頃からレーサーへの夢を抱いていたという森にとって、これほどの喜びはなかったのではないだろうか。(編集部:森田真帆)