吉高由里子もビックリ!?総年齢は3万1,084歳!!日本映画史上最高齢試写会開催でギネス申請も!?
7日、内幸町のイイノホールで映画『ロボジー』公開記念史上最高齢試写会が行われ、五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)、吉高由里子、濱田岳、川合正悟(Wエンジン・チャンカワイ)、川島潤哉、矢口史靖監督が出席、総年齢3万1,084歳の試写会にパワーをもらった様子の一同だった。
今回の会場となったイイノホールは今年の秋にリニューアルオープンしたばかりの400席以上が収容可能な多目的ホール。そこに集まったのは、全員が60歳以上のおじいちゃんとおばあちゃんたち424人。矢口監督の「今までいろんな試写会をやってきましたけど、こんなしわしわの人だらけの試写会は初めて」というあいさつに「わはは」と笑う会場内。中には91歳の観客も来場するなど、平均年齢も非常に高い試写会となった。もちろん会場内に5人の介護士をスタンバイさせるなど、ケアも万全。そんな中、本日の登壇者23人および観客424人を足した総数447人の総年齢が3万1,084歳となったことが発表されると、会場内からは「おー!」と驚きの声が。配給元の東宝によると、これは日本映画史上最高齢の試写会になるとのことで、これからギネスに申請する予定だという。
会場に登場した五十嵐が「ヘイ! 大丈夫? 生きてる?」と軽口をたたくと場内のお年寄りは大爆笑。「帽子をとらなきゃ誰だかわからないよ!」と客席から呼び掛けられ、「別にとったって一緒だよ」と言いながら帽子をペロリと外し、つるつるの頭を披露すると、さらなる爆笑が。73歳にして映画初主演を果たした五十嵐を筆頭に、この日は老人パワーが充満した試写会となった。そんな様子を「うちのおばあちゃんも誘えばよかった」と楽しそうに見ていた吉高。「会場とキャッチボールができているのがすごい。それと五十嵐さんが『ヘイ!』と言いながら出てきたのはビックリしました。そんな人を初めて見ました」と五十嵐の「ヘイ!」がツボだったようで、クスクスと笑っていた。
さらにこの日はスーパーおじいちゃん・おばあちゃんたちも招待された。まずはボディービルダーの金澤利翼さん75歳、なわとび競技世界記録保持者の鈴木勝己さん73歳が登場。そのまったく年齢を感じさせないパワフルな演目に驚きを隠せない会場内。続けておじいちゃんだけでなく、平均年齢66.4歳のシニアチアリーダー、ジャパンポンポンのメンバーがピンクのチアリーディングの衣装で登場すると、「うわー!! 女子高生がいっぱい!!」と吉高の興奮もマックスに。川合も「映画って初めてなんですけど、試写会ってこんなもんなんですか?」と驚いた様子だったが、「すごく若々しく踊ってもらって……、ほれてまうやろー!」とギャグも飛び出し、会場を大きく盛り上げた。そんなパワフルな老人たちの様子を見た矢口監督も「次の題材を見つけてしまったかも。(絶対にその題材になるかは)約束はできませんが、全員生き残ったら撮りましょう」とすっかり刺激を受けた様子で会場に呼びかけていた。
本作は、『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』の矢口史靖監督最新作。頑固なじいさんとロボットをテーマに、弱小家電メーカーの3人組が新型ロボットの開発に失敗し、その場しのぎで中に老人を入れてロボット博に出場したことから巻き起こる騒動を描く爆笑コメディーだ。(取材・文:壬生智裕)
映画『ロボジー』は2012年1月14日より全国東宝系にて公開