オスカー女優ヘレン・ミレンが、ヒッチコック監督を描く新作で妻役!ヒッチコックを演じるのはアンソニー・ホプキンス!
映画『クィーン』や『テンペスト』などでおなじみのイギリスの名女優ヘレン・ミレンが、新作『アルフレッド・ヒッチコック・アンド・ザ・メイキング・オブ・サイコ(原題) / Alfred Hitchcock and the Making of Psycho』でヒッチコックの妻を演じることがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
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これは、フォックス・サーチライトのもとで企画されている作品で、映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』のサーシャ・ガヴァシが監督に挑戦し、アンソニー・ホプキンスがアルフレッド・ヒッチコックを演じることになっていた。そして今回新たに、そのヒッチコックの妻アルマ・レヴィルを、ヘレン・ミレンが演じることになったようだ。
もともと、アイヴァン・ライトマンの制作会社モンテシート・ピクチャーズがパラマウント・ピクチャーズに持ち込んだ企画だったが交渉が決裂し、現在はフォックス・サーチライトとのもとで製作されることになった。だが、モンテシート・ピクチャーズも引き続き制作に携わっていくようだ。
この映画のストーリーは、作家スティーブン・レベロが執筆したノンフィクション「アルフレッド・ヒッチコック&ザ・メイキング・オブ・サイコ」をベースに描かれ、サスペンス映画の巨匠として地位を確立していたヒッチコック監督が、すべての製作/配給会社が見送った低予算のサスペンス映画『サイコ』を、自ら予算を捻出(ねんしゅつ)して作り上げた経緯を描いた作品になるそうだ。
アンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレンの共演となれば、質の高い作品が期待できそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)