美女ずらり!中谷美紀、真木よう子、多部未華子、芦名星、田中麗奈、豪華絢爛『源氏物語 千年の謎』初日舞台あいさつ!
10日、TOHOシネマズ 日劇にて映画『源氏物語 千年の謎』初日舞台あいさつが行われ、宮中の女性を虜にする光源氏を演じた生田斗真ほか、中谷美紀、真木よう子、多部未華子、芦名星、田中麗奈の豪華女優陣、窪塚洋介、東山紀之そして鶴橋康夫監督が登壇。それぞれが今年の世相を漢字一文字で表現するなか、源氏物語の作者、紫式部を演じた中谷は「憂慮」と達筆で披露。「今年は憂い慮ることがたくさんあったので……」と複雑な表情でこの一年を振り返った。
全国414スクリーンでの公開となった正月映画『源氏物語 千年の謎』。稀代のプレイボーイ・光源氏を取り巻く女性たちを演じた真木よう子、多部未華子、芦名星、田中麗奈、そしてこの物語を世に送り出した紫式部を演じた中谷美紀が顔をそろえた壇上は、まさに豪華絢爛(けんらん)。そんな女性陣に「実際に光源氏のような相手に出会って恋をしてしまったら?」と質問が投げかけられると「傷つくのが怖いから身を引くかも」(真木)、「どうしよう……時間をかけてじっくり考えます」(多部)、「興味ないふりをして待ちます」(芦名)と消極的な恋愛論を語るなか、中谷は「劇中の光源氏はすてきでしたよね。すべての女性が彼に魅力を感じるのは分かります。わたしだったら、自分が光源氏になって、美女たちと恋愛してみたいって思いますね」と違う視点から回答し、場内を沸かせた。
また登壇者が、今年一年を象徴する漢字一文字を披露。鶴橋監督が「闇」と掲げると、東山と生田がそれぞれ「灯」「光」と対照的な一文字をあげる。どちらも東日本大震災を連想させる一文字に会場は納得。すると窪塚も、脱原発、脱TPPと言い「脱」を披露。さらに田中が「血縁関係がなくても家族のように『義』を結ぶことの大切さ」と「義」を選び、「心」(芦名)、「異」(多部)、「省」(真木)と続ける。そんな中、中谷は二文字の「憂慮」を美しい筆跡で発表。「今年は憂い慮ることがたくさんあり、日本中で多くの人が涙を流したことと思います。なので想定外ですが『慮』の文字を足させていただきました」と真剣な表情で語る。これまで、さまざまな場所で、常に震災の方たちへ配慮するコメントを続けてきた中谷らしい言葉に、会場から大きな拍手が巻き起こった。
最後に主役の生田が「この映画の成功を祈っています。皆さんの心の中に存在し続ける作品になっていると思います」と力強く作品をアピールした。
本作は高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」を映画『愛の流刑地』の鶴橋康夫監督で映画化。誕生から千年以上がたった現在でも、世界中で翻訳され、愛されている「源氏物語」。なぜ紫式部は源氏物語を執筆することになったのかというミステリー要素を交えつつ、主人公・光源氏を取り巻く女性たち、権力争いに翻弄される貴族たちの人間模様を描いた歴史ミステリー。光源氏を演じた生田斗真、その生みの親、紫式部の中谷美紀をはじめ、真木よう子、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋、田中麗奈、東山紀之など、豪華キャスト陣にも注目が集まる。(磯部正和)
映画『源氏物語 千年の謎』は全国東宝系にて公開中