ゾンビ史上初!ゾンビのルーツ、アフリカが舞台!『ゾンビ大陸 アフリカン』が緊急公開!これぞネイティブ・ゾンビ!
ゾンビのルーツともいえるアフリカの大地を舞台に、人肉を求める死者たちと大自然の驚異からのサバイバルを描く『ゾンビ大陸 アフリカン』の予告編が公開された。
ゾンビといえば、もともとそのルーツは、アフリカに端を発するブードゥー教に由来する。そこでは、奴隷的に操られる人間的な存在とされているが、現在世界的には、ジョージ・A・ロメロ監督が手掛けた映画『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』、『ゾンビ』における、腐った体を引きずり、人肉を求めてさまよう死者のイメージが強い。その存在はホラー界を代表するキャラクターとなり、映画だけでなく、マンガ、小説、ゲームなど多くのメディアで取り上げられる人気だ。
本作では、そんな彼ら(?)のルーツともいえるアフリカ大陸でゾンビパニックが発生。駐留アメリカ軍も撤退するほどの混乱の中、撤退のため搭乗した飛行機が、やはりゾンビ化した乗客のために墜落してしまった米軍中尉と、息子を捜す西アフリカ軍兵士の、絶望的なサバイバルが描かれる。撮影にあたっては、アフリカの荒野でのオールロケを敢行したとのことで、リアリティーにあふれる、混沌を極めたアフリカの大地の様子も見どころ。死者に食われる恐怖はもちろん、過酷な大自然の驚異からも逃れなくてはならないサバイバルは、まさにゾンビ・サファリといったところか。
公開された予告編に登場するネイティブ・ゾンビは、近年流行の力強くダッシュするものと違い、ロメロ監督の生み出したものと同様、ゆっくりと不気味なノロノロ歩きを披露。また、現地特有の風土を色濃く反映した土着的な映像は、グァルティエロ・ヤコペッティ監督の手掛けたショッキング・ドキュメンタリーのような感覚にあふれており、現代的なゾンビ映画に不満を抱えていたホラー映画ファンも興味を引かれるはず。もちろん、撃たれて吹き飛ぶゾンビの頭など、残酷描写にもぬかりはなさそう。正月第2弾映画として、来年1月の公開となるということで、来年の「ゾンビ」初め映画としても最適かも?(編集部・入倉功一)
映画『ゾンビ大陸 アフリカン』は2012年1月21日よりシアターN渋谷にて公開