オダギリジョー、チャン・ドンゴンとカラオケで友情深めた!? 「日本では消えてしまったタイプの男性」と称賛!
19日、オダギリジョーとチャン・ドンゴンが主演を務めた超大作映画『マイウェイ 12,000キロの真実』が完成を迎え、新宿バルト9で舞台あいさつ付き完成披露試写会、その後ザ・ペニンシュラ東京に場所を移した記者会見が行われた。主演のオダギリとドンゴンはカラオケでデュエットしたという友情秘話を披露したが、 「中国で最も美しい50人」に選ばれたこともある女優ファン・ビンビンは「女性扱いしてくれなかった」という過酷な撮影の裏話を明かした。
舞台あいさつでドンゴンの印象を問われたオダギリは、「本当にみなさんがイメージしている通りの人で、優しくて誠実で謙虚。日本では消えてしまったタイプの、非の打ちどころのない男性」とまさに手放しで絶賛。会場に集まったドンゴンファンからの拍手を集めた。さらにオダギリは「カラオケに行った時、無理やりデュエットを歌わされた」という逸話も明かす。この時ドンゴンがリクエストしたのがTUBE、チェッカーズ、サザンオールスターズ、徳永英明といった日本の有名アーティストの曲ばかりだったとか。この行動についてドンゴンは、「一緒に同じ歌を歌って同僚愛をはぐくみたいと思ったんです」とその意図を語り、オダギリとの友情を深めようとする思いがあったようだ。
その後の記者会見では、キャストそろって「皆さんの想像を絶するキツさ」(オダギリ)、「撮影時の韓国は極寒で、(気温が)マイナス17度だった」(ドンゴン)とそれぞれ過酷な撮影の苦労を語ったが、最も周囲からの同情を集めたのが、中国から参加した女優ファン・ビンビン。「中国で最も美しい50人」のトップに選ばれたこともあるファンだが、撮影では、「女性扱いしてくれなかった」と悲しげな顔で振り返る。出演にあたり、中国で射撃と格闘の訓練を受け、韓国での撮影に入ったビンビンは、いざ撮影が始まると、男性陣演じる兵士との全力疾走、氷が張る水への飛び込みなど、過酷なシーンが次々と待ち受けていたという。しかし、これを「(出演を)お約束したので頑張りました」と女優魂で乗り切ったビンビンは、この日は女らしさ全開のロングドレスに身を包み「人間同士の愛、心の触れ合いを描いている映画です」と女性らしい視点で、作品の見どころを語っていた。
本作は1944年のノルマンディー上陸作戦で発見された、実在の東洋人をモデルにした物語。オダギリとチャン・ドンゴンが、共にマラソン選手としてオリンピックを目指しながら、戦争という大きな時代の波に飲み込まれ、その中で生き抜いていく感動のドラマを描く。(取材・文:長谷川亮)
映画『マイウェイ 12,000キロの真実』は、2012年1月14日より全国公開