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クリスチャン・ベイル、中国の人権擁護活動家を訪ねようとして、警備員と取っ組み合いになる

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クリスチャン・ベイル
クリスチャン・ベイル - Bobby Bank / WireImage / Getty Images

 南京事件を描いたチャン・イーモウ監督の映画『ザ・フラワーズ・オブ・ウォー(英題) / The Flowers of War』の主演クリスチャン・ベイルが、中国の人権擁護活動家、陳光誠氏を訪ねようとして警備員と取っ組み合いになったと伝えられた。

 アムネスティ・インターナショナルのホームページによれば、陳氏は、盲目の弁護士で、地方政府が地元の数千人の女性に対して堕胎と避妊手術を強制する違法な政策を行っているとして、村人たちが山東省臨沂市当局を告発する援助をしていた。ところが、「公共の財産を損壊し、人を集めて交通を妨害した」として、2006年8月から懲役4年3か月の刑に服役し、2010年9月に釈放されるも、自宅軟禁の状態が続いていた。

 テレグラフ紙(電子版)によれば、陳氏の外界とのコンタクトを断つため、電話とインターネットのラインは遮断され、彼の住む村の周囲には200人もの頑強な男たちが24時間体制で警備にあたっているという。CNNの撮影班とともに陳氏を訪ねたベイルが、「陳光誠さんに会いに来た」と告げると、男たちに「あっちへ行け!」と怒鳴りつけられ、続いて数十人もの男たちが現れ、取っ組み合いになったという。

 「これは決して見て見ぬふりができる状況じゃない」とベイルはCNNに話し、さらに、「陳氏や彼の家族を訪ねて、暴力を振るわれ抑留されている、権力に立ち向かう地元の人たちをサポートしたい」と述べている。(鯨岡孝子)

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