山本太郎「ビートたけしのガチバトル2011」で初の討論番組デビュー! 「朝まで生テレビ」出演にも意欲!
2010年の正月特番として始まって以来、3度目の放送となった、討論番組「ビートたけしのガチバトル」の収録が行われ、俳優の山本太郎が、討論番組への初参加を果たした。
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同番組の今年最後のサブテーマは、「ニッポンは大丈夫か」。「放射能汚染はどこまで深刻か? 深刻でないか?」「原発は日本に必要か? 不要か?」「日本は財政破綻するのか? 安泰なのか?」という、今年日本を揺るがした3つを問題について、専門家のみならず、俳優に医者、議員に経営コンサルまで総勢20名の論客たちが集結し、壮絶な舌戦を繰り広げた。
「テレビを見ている人の知識って、ちょうどおれくらいだと思うんだよね。原子力の問題とか、ガンマ線もセシウムもよくわからないし、シーベルトとベクレルの違いだって難しい。だからおれがわからないことは、何ですかそれ? ってすぐに聞く。おれはあくまで、一般視聴者代表! その立ち位置がこの番組においては重要だと思う」と、番組内での自らの役割を説明したたけしは、終始中立的な立場を守り通し、完ぺきなレフリー役を果たした。難解なテーマの中で、視聴者も知らないような専門用語が飛び出すと「その話、難しいからやめ!」とすかさず、レフリーストップをかける。
そんなたけしが、「民意の代弁者」として、スタジオに招いたのが、反原発運動を続けている俳優の山本太郎だ。山本にとって、たけしは、「天才・たけしの元気が出るテレビ」でデビューのきっかけを与えてくれた大恩人。恩師の期待に応えるべく、討論番組への初参加を果たした山本だったが、専門的な討論が続くなかで発言する機会はほとんどなく、収録は終了。名だたる論客の中で、孤軍奮闘した山本について、たけしは、「太郎ちゃんには、一般の人の代弁者として熱く語ってもらおうと思ったんだけど、専門家がいるとそういう状態じゃなくなっちゃう。かなり専門的な議論になっちゃうから、難しいんだよな……」と語った。
山本本人は、収録後、「討論番組はデビュー戦ですが、大人数で話をするって、すごく難しく、思うように発言することはできませんでした。」と正直な感想を話した。「皆さん専門家の方ばかりなので、そのなかに割って入るのはとても難しい。でもそのなかに割って入っていけるようになるというのがぼくの使命でもあると思います」と。「朝まで生テレビ」出演がウワサされている山本だが、出演の意思を聞くと「今回、収録が始まったばかりのときは、正直自信がなくなりそうでしたが、後半、だいぶつかめてきた気がしたんです。僕は一般の人たちと同じ知識しかない。でもだからこそ、これからも怖がらず、逃げずにそういう場に挑戦していかないと、声を上げた意味がなくなってしまうと思います」と、今後も討論番組に挑戦していく意気込みを見せた。(編集部:森田真帆)
「ビートたけしのガチバトル2011」は、12月28日21時よりTBS系列にてスタート