オダギリジョー出演、映画『マイウェイ 12,000キロの真実』がベルリン国際映画祭に出品決定
第62回ベルリン国際映画祭で、オダギリジョー出演映画『マイウェイ 12,000キロの真実』の招待出品が決定した。大作、話題作がそろうパノラマ部門での上映となる。韓国のカン・ジェギュ監督による本作は、実話を基に、戦争に翻弄された日韓アスリートの姿を描くもの。オダギリのほか、韓国の人気俳優チャン・ドンゴン、中国の美人女優ファン・ビンビンと、アジアのスターが結集している。
今回、発表されたのはパノラマ部門の一部となる20作品。浅野忠信主演映画『地球で最後のふたり』などで知られるタイのペンエーグ・ラッタナルアーンペンエーグ監督の映画『ヘッドショット』など、各国の力のある監督の作品が並ぶ。次回、ドキュメンタリー作品が発表され、1月末にはパノラマ部門全作品が出そろう予定。数千本の中から最終的に50数本が選出されるという。その中から、観客によってパノラマ観客賞が選ばれる。
また、今回の正式出品についてカン・ジェギュ監督が以下のコメントを寄せた。「映画祭前に、数か国で公開してしまうためコンペ部門に参加できませんが、映画祭からパノラマセクションのスペシャル上映ということで、特別枠を用意してもらえて大変光栄です。映画『マイウェイ 12,000キロの真実』は戦争の悲劇を描いている訳ではなく、人間が希望を探す映画であり、そして国籍も理念も異なる人間どうしが理解し合う姿を描いた物語です。アジアだけでなく、世界中の人々にこの作品に込めたメッセージを感じていただければと思います」
『マイウェイ 12,000キロの真実』は1月14日公開(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)