梶原一騎さんの実弟・真樹日佐夫さんが死去 作家・プロデューサーとして活躍
漫画家・梶原一騎さんの実弟であり、「タイガーマスク」の実写映画製作を企画していた真樹日佐夫さんが、1月2日に急性肺炎のため亡くなった。71歳だった。
1940年生まれの真樹さんは、1968年に高森真士名義で書いた小説「凶器」第33回オール讀物新人賞を受賞するなど作家として活躍したほか、実兄の梶原一騎さんと共にマンガ原作を手掛けるなどしていた。
近年は原作・脚本はもちろん、プロデューサーとしても映画製作にかかわっており、2007年に公開された三池崇史監督の『探偵物語』では製作総指揮を務めている。
また、昨年には実写版「タイガーマスク」を製作することを発表し、4月のインタビュー時はまだ脚本段階だったものの、その仕上がりには自信のほどをうかがわせていた。世界空手道連盟真樹道場宗師でもある真樹さんは、昨年3月の東日本大震災時には、道場を通して義援金を送るなど、慈善家としての一面も持っていた。(編集部・福田麗)