巨大化する中国映画市場!2011年中国での興収第1位『トランスフォーマー』が136億円超えで日本の約3倍
中国国内での2011年興行収入第1位は、1億7,000万ドル(約136億円)を稼ぎだした『トランスフォーマー』シリーズの第三弾、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』とバラエティーが報じた。第2位は9,500万ドル(約76億円)を記録した『カンフー・パンダ2』となった。ちなみに日本での2011年の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の興行収入は約42億4,000万(11月末までの集計・数字はの日本映画製作者連盟の集計より)で日本での約3倍を稼ぎだしたことになる。
中国では国内の映画産業を守るという理由で輸入映画は年間20本程度しか公開されていない。今回の結果は、そんな中でもハリウッド超大作が中国国内で圧倒的な存在感を見せていることを象徴する結果となった。
ハリウッドは、2010年の『アバター』が中国で興行収入2億1,000万ドル(約168億円)の大ヒットを記録してから、巨大化する中国映画市場を注視してきた。2010年、中国全体の映画興行収入は16億2,000万ドル(約1,296億円)だったが、2011年の興行収入は20億ドル(約1,600億円)の大台を初めて突破するとみられている。(1ドル80円計算)
これからは中国映画市場にどう食い込んでいくかが、映画界で生き残る鍵となってくるかもしれない。(市川遥)