アカデミー賞前哨戦!ブラピ、ディカプリオ、クルーニー大激突の今年のゴールデン・グローブ賞映画部門の見どころ
現地時間1月15日に米・ロサンゼルスで授賞式が行われる今年のゴールデン・グローブ賞映画の部(ドラマ部門)は、例年以上に多くのビッグネームが候補者として名を連ねており、豪華スターの対決となる俳優部門が大きな見どころだ。豪華スターが一堂に集結する授賞式は、ディナー形式で行われるため「パーティー・オブ・ザ・イヤー」と呼ばれることもある。
ドラマ部門の最優秀主演男優賞では、ジョージ・クルーニー(『ファミリー・ツリー』)、ブラッド・ピット(『マネーボール』)、レオナルド・ディカプリオ(『J・エドガー』)が激突! ディカプリオが二度目の受賞となるか、既に多くの栄冠を手にしているクルーニーが手堅く受賞となるか? 一方、作品の評価も高く演技力には定評のあるピットが初の主演男優賞受賞で悲願達成となるか、予断は許さない状況だ。
最優秀主演女優は、最多受賞を誇るメリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)、ベテランのグレン・グローズ(『アルバート・ノッブス』)、ティルダ・スウィントン(『少年は残酷な弓を射る』)ら常連組に対して、遅咲きの演技派ヴィオラ・デイヴィス(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)と、体当たりの熱演が話題の新星ルーニー・マーラ(『ドラゴン・タトゥーの女』)がどこまで頑張れるのか注目だ。
ミュージカル・コメディー部門の最優秀主演女優賞では、『マリリン 7日間の恋』でマリリン・モンローにふんしたミシェル・ウィリアムズが一歩リード。最優秀主演男優賞は、作品賞の受賞は堅いと目されている『アーティスト』のフランス人俳優ジャン・デュジャルダンが下馬評ではリードしている。
注目のドラマ部門最優秀映画作品賞は、『ファミリー・ツリー』『ヒューゴの不思議な発明』『マネーボール』の争いとなりそうだ。監督賞にもエントリーしているマーティン・スコセッシ、ジョージ・クルーニーら、巨匠・名匠たちが顔をそろえる才人たちの競演にも注目したい。
ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人記者協会(HFPA)が主催する、前年に発表された最新の映画・テレビ番組を対象としたアワード。ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIが授賞式のテーマ曲を担当することでも話題の第69回ゴールデン・グローブ賞の授賞式の模様は、1月21日(土)8:00pmよりAXNにて独占放送される。(今祥枝)