宇宙刑事ギャバン=大葉健二から熱きメッセージ!30周年のメモリアルイヤーに復活!!
誕生30周年となる今年、映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』で復活を果たすギャバンこと、一条寺烈を演じる大葉健二が、当時の撮影秘話と共にゴーカイジャー世代の子どもたちと、宇宙刑事に胸を躍らせていたかつての大人たちに向けた熱いメッセージを送った。
映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』場面写真
メタルヒーローシリーズ第1作であり、ロボコップのデザインソースになるなど世界的ファンを持つ「宇宙刑事ギャバン」。当時27歳で主演を務めた大葉は、「この映画を上映している間に、僕ももう57歳になります。体重は当時とそんなに変わっていないんですけど、余計な肉がついてしまって……」と笑うが、スクリーンで見せるアクションの切れ、そしてエネルギッシュな様は30年前と変わらない。
番組は、当時「カックラキン大放送!!」という強力な裏番組を持ちながら、平均視聴率14.9パーセント、最高視聴率18.6パーセントと大ヒットを記録。 高水準の特撮や爆破シーンを可能にした、スタッフの連帯感、時代の熱が一つになって、日本特撮史に名を残す傑作が生み出された。
大葉は「視聴率が1、2位を争うようになって、それだけの評価を頂けているのかなってうれしかったですし、現場ではスタッフ・キャストが一丸になって作っていました。終わった後は毎日お酒を飲みに行って、そこで生まれたアクションやストーリーもありました。現場へ行くのが楽しくて仕方がなかった」と当時を振り返る。
そして、メモリアルイヤーに本作で復活するギャバンには、当時と変わらぬ熱い思いが込められている。「昔からずっと大事にされてきた、『これはやっぱりなくしてはいけない』という気持ちであったり、言葉がふんだんに出ている。それが1時間そこそこの間に集約されている。僕はすごく好きな作品です」
「だから、この物語を観て、何でもいいから一つ、言葉や思いを心にキープして帰ってほしいなと思います」と語る大葉の姿は、まさに一条寺烈=ギャバンそのもの。その言葉の通り、本作は、子どもたちは新旧ヒーローの活躍に興奮し、その親たちにとっては、かつてのあこがれがよみがえる、あらゆる世代の特撮ファンの感涙を誘う一本となっている。(取材・文:長谷川亮)
映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』は1月21日全国公開